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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

冬の向日葵

ひょんなきっかけから、このブログを始めるようになった。
これまで、どんな写真を撮り、そして 何を撮りたくてカメラを握っているのか?
このブログで整理し確認できたらいいなぁと思っていたが、進めるうち、少しずつ脇道にそれていったようである。
さまざまな撮影技術を試したり、写真家がこれまで開発し写真表現の枠を拡大した手法を真似たりと、本来の意図を離れ、何を撮りたいという原点を忘れていたような気がする。
ブログを始めて1年、そろそろ原点回帰だろう。
冬のひまわり597-5
画家は、眼前の向日葵に触発され描いても、眼前/現実の花そのものを描いてはいない。画家が捉えたものは、向日葵の精(精神)だ。眼前の花に触発された詩人は詩を読む。ミュージシャンは作曲し、歌い手は、美しい声で歌い上げる。眼前の花に触発されても、もはやそれは眼前の花ではなく、眼前の花の精神(精)、存在そのものを表現する。それができるのは、ごく限られ、五感に優れた選ばれし人達だけだろうが・・・
写真にはそれができない。眼前の被写体がなくては、写真は成立しない。
マジックミラーで変形し、それを撮影しても、それは物理の原理を応用しただけ、レタッチソフトを駆使しても、処理プログラムのアルゴリズム内に収まる。この美しい写真は、画家の作品と同等だろうと胸を張りたいのだろうが、真似た悪あがきのようなもの、あまりにそれに執着すると、あざとい醜い写真になる。
カメラの眼は、連続する眼前の光景から 「被写体を見つめる眼」それを「切り取る眼」なのだろう。さりげなく撮影する。ふとした瞬間を捕らえよう(記録する)としたら、写真にまさる表現手段はない。しかしそのベースには、画家がデッサンで絵を描く基礎を習得するように、さまざまな技法を習得しておくべきだろうというのが、この一年の結論か。
ふとした瞬間の出会い、見つけた瞬間が、最良の撮影機会。その後、この冬の向日葵を2ヶ月近く撮影したが、最初のこの一枚がベストのようです。さりげなく撮影、だけど凝ったことしています。
P.S. これはストレート・フォトです。レタッチソフトで、貼り付けたり、変形したりしてません。撮影時に、レフ板やストロボも使用しませんでした。フィルム現像からの暗室作業で、さりげなく、技法を駆使しました。現像をラボに頼んでいたら、こうは撮影できなかったと思います。
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  1. 2014/03/01(土) 11:12:14|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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