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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

戸越公園の樹

叔母さんが亡くなったのは10年ほど前、92歳だったという。
生前、その叔母さんから聞いた話だが、
小学校へ行く頃というから大正の末か、昭和の初め頃だろう、
戸越公園のある一帯は、高い樹が生い茂り、奥深い森になっていて、
怖くて近づけなかったという。
その戸越公園も、様変わり。綺麗に整備されてきた。
戸越公園の樹1535-4
小生の子供時代、ここは緩やかな崖になっていて、
そのまま、友達と登り、縦走し、裏門まで通り抜け、遊んだものだが、
今は石垣となり登ることはできなくなっていた。
さらにご丁寧にも、その奥には、竹で編んだ塀になっている。
左の古木の幹が 面白いと三脚を持ち出し、記録に一枚写真をとる。

何時か、ニコンFに、望遠レンズをつけ、幹のアップを撮ってみようかと 考えていた。
先日、同じ場所に立ち確認したら、その樹はなくなっていた。
戸越公園の樹1591-36
左に切り株の跡がみえた。
古い樹は 倒木の恐れがあるということなのだろう。
環境整備が一番大事、
用無しは去れ、と言うことだろうか。

撮ろうと思った被写体を失い、
代わりの樹を探す。
ようやく一本の樹を見つける。
戸越公園の樹1591-22
でも・・・幹にキノコがあった。
公園の管理者が気づいたら、いや、おそらく気づいている。
早晩、この樹も切り倒されるだろう。

至る所に柵を設け、こんな場所まで柵がと思うほど 管理が行き届いているのが戸越公園。
「環境整備」は、必要なことだが、
管理者のための公園か、住民のための公園か、
行きすぎた環境整備には、かえって息苦しさを感じる。
ビッグモーターの「環境整備」から 学ぶことあるのではないかなぁ。
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  1. 2023/08/05(土) 15:51:02|
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