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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

御殿山陸橋にて

新幹線1589-18
1937年5月6日、ドイツの飛行船ヒンデンブルグ号が、
米国レイクハースト海軍飛行場に着陸するとき、爆発炎上する事故があった。
着火の瞬間は船尾付近だった。
ムービーはそのとき船首付近を撮っていて、気づいたときには炎上していた。
たまたま カメラを持っていた若者が、着火直後の船尾を撮っていて話題になる。

その写真は 確かにすごい写真だが、撮った人を「すごい写真家」とは呼ばない。
何故なら、同様な写真を、何回も繰り返して撮ることはできないから。
すごい写真家とは、その人の個性に基づいて、常に何かを感じさせる写真を撮ることができる人である。
(What a great photographer does it they're constantly able to make something in s style that's personal to them selves. by Ken Van Sickle)

6月3日、臨時列車「カシオペア紀行」が栃木県矢板市を通過中、
その姿をカメラに撮ろうと、鉄道ファンが詰めかけていた。
特別な列車で、滅多に走るものではないようだ。
誰よりもキャッチーな写真が撮りたいと、
3名が線路に入り、列車は緊急停止したというニュースがテレビに流れていた。

デジタルカメラの発達により、誰もが美しい写真を撮ることを可能になり、
誰でもちょっとの練習で、決定的な瞬間を捉えられることができるようになる。
個々人の個性に従った何かを感じさせる写真は埋没していく。

一億総Photograperの時代、「いいね」こそ評価の基準。
お洒落な写真、すごい写真、面白い(演出を含めた)写真、キャッチーを狙った(あざとい)写真が氾濫する。

後先考えず、「いいね」の写真を撮りたくて、線路にまで入ってしまうことになる。
「撮り鉄」ということで問題にしているが、
ほかの所でも(観光地など)似たことは、起きていると思う。

昔から(フィルム時代)の鉄道写真ファンは、今どうしているのだろう。
農道で列車を待つ集まりのなかにもいたのだろうか?
それとも、苦々しい思いで 現場には近づかなかったのだろうか?

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  1. 2023/06/13(火) 12:42:57|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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