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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

たかが写真、されど写真       二段現像法でトーンを作る。(4) トーンの破堤(揺らぎ)

露光が少し足りない時、
第一現像が不足気味の時、
第二現像を押しすぎた場合、
あるいは被写体に当たる光の具合で、
トーンの破堤が起きる。
トーンの破堤1581-20
小山八幡の「スダジイ」の幹を撮した。
硬調な現像液で現像すると、暗い部分のディテールは失せるが、
白黒のコントラストは高くなり、違った不気味さはでる。
二液現像法でも、似たトーンになると思うが、
エッジ効果は二段現像のほうが大きいように思える。
トーンの破堤1581-10
一絞り分(正確には露光量は1/2.5に減じる)絞ると、トーンの破堤が起き、
現実の姿から抽象(虚構)の世界に踏み込んでしまう。
おそらく+2EVの露光を選べば、常楽寺の巴旦杏に似たトーンになったと思う。(一つ前の記事)

明暗差のある構図では、露出をどこに合わせて決めるかで、トーンは大きく異なる。
トーンの破堤1581-14
更に一絞り分少ない露光では、トーンの逆転も起きてくる。
見慣れた写真ではないと、心はざわつく。
写真?だろうか。
トーンの破堤1581-13
この現像法、「劇薬」に近い。
現実と虚構の境に留めたいと思うが・・・・まだ、そのコツが掴めない。

ノルウェー人から教わった、遊びの秘訣、
決められたルールに従って遊ぶより、
自分の眼(体験)で、ルールを発見し遊ぶ。

その通りだと思う。

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  1. 2023/05/13(土) 10:01:18|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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