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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

たかが写真、されど写真  

フィルムカメラは絶滅寸前、
今はデジタカメラの時代になっている。
そのデジタルカメラさえ、ムービー(動画)の方へすり寄っていく感じがする。
新種のPhone-Cameraに、取って代られそうになっている。
人の関心は、静止画から動画へと移っていくようだ。

それと共に、フィルムの必要量は 年々下がっている。
メーカーの淘汰、品種の整理、価格を高騰が続いている。
これも技術の進歩なので 致し方ない。

写真展の葉書が届く。
個展1573-4
会期は4月5日まで。
久しぶりに新宿へでる。

笹崎正明氏の写真を知ったのは2015年「シリウス」で開催された
「記憶の断片」 ピンホールカメラによる写真展が最初だった。
当時小生も、同じようなことを試みていたので、興味を覚え、出かけていた。
その後、2年毎 作品展があったので、そのたびに出かけていたが、
コロナの影響で、数年 個展は開かれていなかった。
久しぶりの個展、
今回はスローシャッターで撮った作品展だった。
氏のスタイルは、テーマを決めると、のめり込むように、その被写体を探し、撮影する。

いろいろと話をしたが、結局のところ、フィルム、印画紙の値上がりに話題は収斂していく。
年齢的にも、大きいカメラで撮影するのは しんどくなったし・・・・と少々弱気の発言もあったが、
この方も、自由人、
「ルールに従って遊ぶ」か、「ルールを見つけて遊ぶ」か
なら、ルールを見つけて遊ぶ人だろう。

会場を後にして、新宿駅に向かう。
個展1573-2
晴天、ミヤマ商会はなくなり、工事中だった。
ここも カメラの老舗、ついになくなってしまった。
コクーンタワーが見えたので記念に一枚撮ってみた。
確かにフィルム写真の時代は過ぎていく。
でも「ルールを見つけて遊ぶ」フィルムカメラが、小生にはぴったりする。
新たに作った(配合を決めた)微粒子現像液(AⅢn1)で 現像してみた。
個展 ピクセル等倍
これなら、全紙に伸ばしても、銀粒子のザラつきは抑えられる。
こういうのが楽しいんだよなぁと思う。

ビア樽1579-37
ビア樽1580 #2-17 Ⅱ
二つのビア樽の写真、どちらもフィルムはRetro80S、現像も同じ二段現像で行った。
違いは、最初の写真は カメラはコシナ製BessaR レンズは古いロシア製レンズInduster-50 50mm F:3.5(1964年製)
二枚目は KyivⅡ(ソ連邦、ウクライナ製)カメラに コシナ製のNokton 50mm F:1.5をつけて撮影したもの。

トーンや解像感は異なっている。
どちらが好みか(評価)は、ひとによるだろう。
レンズの名前で判断する人もいるだろう。
カメラメーカーの名前で決める人もいる。
自分の好み、気に入るかどうかで決める人もいる。

しかし、トーンや解像感が異なるのは、
レンズやカメラが大きな要因ではない。

重要なのは、
撮る人が光を如何に読むか、
どうフレーミングするか、
現像液に何をえらぶか、
どう現像するか、
にかかっている。
現像は同じ二段現像法を使用したが、
最初のフィルムは、軟調な現像液でネガ濃度のトップ値が160まで現像したところで、
硬調現像液に換え、トップ値が210になるまで現像をしたもの。
つぎのフィルムは、トップ値180まで現像し、そこで硬調現像液に交換、トップ値210まで現像した。
トーンや解像感の差は、現像の影響が大きい。
レンズやカメラの影響は少ない。(余り感じない)
それが、フィルム写真。
やはり、モノトーンフィルムは 面白い。

夏の暑い日、
手っ取り早く、自動販売機にコインをいれ、冷たい飲み物を買うか、(××のモノトーンデジタルカメラを買う)
オアシスまでぶらぶらと歩いて、水を得るか、(時代遅れのカメラを大事に、修理しながら、使う)
どちらを選ぶかは、その人の知性、人生観が決めることだと思う。

そのオアシスも・・・・干上がり始めていることは確かだけど。
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  1. 2023/05/03(水) 22:12:12|
  2. フィルムの眼
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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