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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

コシナBessaR2S  ニコンSマウントカメラで目黒不動を撮る。

1970年代は、一眼レフカメラが、しのぎを削る競争の時代、
憧れの一眼レフを持つことがカメラ愛好家のステータス。
一眼レフカメラは高級機というイメージが先行していたのか・・・
価格を安く抑え 求めやすさを武器にしたメーカーが、どんどん撤退していった。
ペトリはNikon Fの三分の一ほどの価格で、ペトリV6を発売する。
機構的にもユニークだと思われたが、
「安かろう、悪かろうだろう、」そんなカメラで撮っていたら低く見られる・・・・
市場の反応は今一だった。
ミランダにセンソレックスという一眼レフカメラがあり、魅力的だったが
これも撤退し、今はない。
価格的には、Nikon Fよりずっと安価、これにしようかと一時迷った。
メカがユニーク、標準レンズにソリゴールレンズがついていたと思う。

AF-35カメラに続き、コシナは80年初め頃、一眼レフカメラも作ったが、
当然ながら、余り話題にならなかった。
ニコン、キャノン、アサヒペンタックス、オリンパス、ミノルタなどが残り、日本は、世界のカメラ産業の中心になる。

時代はそろそろデジタルカメラに移り始めたころ、
突如?、コシナは、フィルム用、レンジファインダーカメラ Bessaシリーズを作り始める。
Bessaカメラはドイツのフォクトレンダー社のつくったカメラ名、
古い歴史のある光学機器メーカーだが、
その商標権をコシナがどのように収得したか・・・よく分らない。
YouTubeを見ていると、外国の写真愛好家、プロの写真家も 戸惑ったようで、
同じ名前だが、今発売されているレンズは、日本製だと一言注意していた。
でも「フォクトレンダ-」の名前は、インパクトがあり、「いいレンズだ」という期待感を醸す。
上手い戦略だろう。

Nikon SPのサブカメラが欲しかった小生は、
BessaR2S(ニコンマウント)がでたとき、購入している。
2003年のことだったと思う。
nikon Sマウント カメラDSC09970
しかし、手にした瞬間、距離計の基線長が短いことに気づく。
広角レンズで使うカメラだとおもった。

望遠系のレンズは余り使わないので、これでもいいだろうと思った。
今、使っているカメラは、主にこの三機種。
BessaR2Sは、Skopar 35mm F:2.5レンズ専用で使用している。
レンズ交換して使うのは、ニコンSPかKyivⅡが多くなっている。
Nikon SPにツアイスのSonnar T 50mm F:1.5,
KyivⅡにコシナ製S-Nokton 50mm F:1.5を つけ、この正月から使用している。
距離計の基線長は、ネットやカタログなど探すが、記載されたものが見つからないので、
物差しで長さを測った。1mm程度の誤差はあると思う。
ファインダー倍率は、BessaR2Sは0.7倍(カタログに記載)、
KyievⅡも0.7倍というネット記事があったので その値を使ったが、
目視で確認すると・・・BessaR2Sに似ているので、それでいいかとも思うが、
0.65倍だと、有効基線長は、Nikon SPとほぼ同じ長さになる。(0.65倍かも・・・・)
Nikon SPもKyivⅡも、最短距離でもピント合わせで迷うことないが(有効基線長、58mmと63mm)
BessaR2SでS-Nokton 50mm F:1.5をつけた場合(有効基線長、26mm)、近距離でのピント合わせは、難しいだろうなぁと思う。
50mmレンズをつけたら、f:2.8辺りがストレス無く使える限界ではないかなぁと思う。
(ということで、BessaR2Sは広角専用にしている。50mm以上の交換レンズをつけて撮影につかったことは無い)

今回も、Skopar 35mm F:2.5で撮影した。
目黒不動1549-28
逆光で撮影しているが、反射光がボーと霞むだけ、フレヤーやゴーストは出ていない。
目黒不動1549-29
キリッとしまった解像感のある写真になった。
目黒不動1549-33
暗い部分のディテール(解像感)も潰れていない。
目黒不動1549-32
目黒不動1549-34
レンズ構成は5群7枚、ダブルガウスに似たレンズ構成だろう。
空気と硝子の界面が10あるが、
コーティング技術の進歩で、コントラストの低下は完璧に抑えていると思う。
7枚のレンズ構成で、収差もすくなく抑えていると思う。

いいレンズだと思うが・・・天邪鬼なのか、優等生過ぎるレンズは・・・面白くない。
時々浮気して、Jupiter-12(35mm F:2.8)を使うが、残念ながら、BessaR2Sに内蔵した露光計にぶつかるようで、つけられない。
Nikon SPかKyivⅡで使用している。(露光計無し)このレンズも 古いレンズ構成だが、名レンズだろう。(4群6枚構成らしい)
直接光を入れないようフレーミングに注意すれば、画質は現在でも通用すると思う。

あと10年もしたら、スマホの動画の画質も大幅に改善される。
写真を撮るならスマホで充分という時代になるだろう。(すでにその傾向が見られる)
デジタルカメラ自体の需要は落ちて、小さなマーケットになっていくと思う。

その機を捉え、コシナはデジタルミラーレスカメラに参入する・・・・
そんな想像をしている。


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  1. 2023/02/22(水) 18:20:20|
  2. レンズの眼、カメラの眼
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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