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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

黒い車の輝き              Retro400S 二液(浴)現像

10年くらい前になるだろうか、
森山大道の写真展で、「黒塗りのアメ車」の作品を見たことがある。
黒いボディーに滑らかな光沢が出ていた。
大きく引き伸ばされているのに粒状感はない。
美しいものだと思った。
氏の作品としては異質。

写真でも、あれだけの黒い輝きを出せる。
できるものなら、車の輝きを同じように出したいもの。
Retro80S、あるいはRetro400Sフィルムを硬調な現像液(Ⅳ)で現像し、種々試みたが、余り上手くいかない。
どうやら、文献複写(保存)用のマイクロフィルムを使ったらしい・・・と今では考えている。
大画面に引き伸ばされていたが、粒子は感じない。氏が常用するTRI-Xではないだろう。
もう35mmカメラで使えるマイクロフィルムは販売されていない。

でも二液(浴)現像法なら 近づけるかもしれないと思い、
調整液を硬調な(Ⅱ)液で試してみた。
黒い車1510 #2-2
(Ⅱkf)は黒い部分の表情がすこし不足している。
黒い車1512-9
(Ⅱnhq)では、物足りない。
黒い車1503 #1-13
結局(Ⅱnf)が 一番期待に答えてくれそうだが・・・使うのが難しい、非常にデリケート。
黒い車1502 #2-7
でも段々と、「コツ」らしきものを掴んできた。
暗い部分に光を残し、精細(Acutanceの高い)現像をすればいいようだ。
とすると・・・何も硬調な現像に限る必要ないように思う。
「黒いアメ車」には、他のルートがあるかも。
粒状感を減らすには、感度が低く、粒子の細かなフィルムがいい。
おそらく、Retro80Sを減感現像し、ISO:25かISO:50で使えばできるかもと、期待している。

Retro80Sフィルムとオルソ25フィルムが、いまその候補に上がっている。
探せば まだ いろいろなフィルムが市販されている。
頂上(「黒いアメ車」)を目指し、さらにその先一歩、挑戦こそ趣味の醍醐味。
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  1. 2022/10/12(水) 17:24:59|
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