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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

二液現像法 テスト(12)      (Ⅱnhq)/Retro400S

(Ⅱ)系の現像促進液は、(Ⅱo)と(Ⅱh)の二つのカテゴリーで検討している。
(Ⅱh)の方が安全サイドで、すぐに決まるだろうと思っていた。

一液で行う従来の現像では、
ミニセルよる現像と実際のタンク現像の間に差違はないが、
二液(浴)現像ではミニセルの現像結果と、現像タンクの現像結果に若干の違いがでる。
ミニセルでは傾向は掴めるが、
実際に使うとなると、現像タンクを使って現像しないと評価はできない。
おそらく現像タンクの構造などが影響するのだと思う。

短く切ったフィルムをパトローネに詰め、実際に撮影し、現像タンクでテストをし評価している。
(Ⅱnhq) Index 1498 #1
現像時間を短くするため、
(Ⅱo)のミニセル実験の結果で得た知見を生かし、(Ⅱh)を良し、(Ⅱnhq)現像促進液を作った。
ミニセルの実験結果から25℃ 15分~20分で適切な濃度のネガになるだろうと推定した。
現像促進時間を15分として、タンク現像(SUS製 250ml)を行った。
結果はネガのLow濃度が100を越えるコマも有り、オ-バー現像だった。
おそらく10分で求める濃度のネガになると思う。
(Ⅱnhq)1498 #1-23
ぬめりある黒光りした車を撮りたい。
それが可能なのは(Ⅱ)液の促進液だろうと思って開発している。
どうにか近づいている。
(Ⅱnhq)1498 #1-29
二液(浴)現像の利点は、白飛びしにくく、黒潰も防止できること。
でもネガの粒状性と鮮明さはトレードオフの関係にあり、鮮明にしようとすると画像にザッラとした銀粒子がでてくる。
それが、フィルムで撮っている証拠だと嘯けばいいのだろうが・・・やはり粒子が出るのは好ましくない。
その折り合いが難しい。
門柱の木目も、遠くの庫裏の桟もエッジが立ちくっきりとでていた。(黒潰していない)
(Ⅱnhq)1498 #1-30
(Ⅱnhq)促進液を現像タンクに満たし、軽く底をたたき、泡がフィルムに付着しないようしたあとは そのまま静置した。
現像ムラが出てもおかしくない条件だが、ネガを見る限り現像ムラは認められない。
一液で現像する場合は、現像ムラを防止するため苦労した覚えがある。
この事実は、二液(浴)現像法を試して、初めて分ったこと。
現像メカニズムを考える良いヒントになると思う。


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  1. 2022/09/10(土) 12:21:10|
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