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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

文庫の森にて

カラー写真の選択肢(表現範囲)は意外とすくない。
見たように撮れていることが前提となる。
しかし、光の色温度の影響で、見たような発色にならず、違和感のある写真になりやすい。
デイライト用のフィルムを室内の照明で使う場合、補正の色フィルターをレンズにつけた。
フィルム時代は、蛍光灯の光は鬼門だった。

デジタルカメラになり、色温度補正が容易になる。
補正された綺麗な(違和感のない)写真が普通になる。
彩度を上げたり、輝度を変化させたり、パートカラーにしてみたり、HDR処理してみたり、
現実でみたもの以上に画像を盛ることできるようになる。
一見すると写真表現が豊になったような錯覚を覚えるが、
カラー写真は、現実から乖離することはできない。
やがて厭きられ、収斂し、どれも同じ金太郎飴のような綺麗な写真ばかりになる。
写真の表現範囲となると・・・人の介入できる部分は少なくなったと思う。
散歩 文庫の森1492 #1 Retro400S-9
その点、モノクロのほうが、写真表現の範囲が広いように感じている。
現実から色をなく、白黒の世界、現実を抽象化したものがモノトーン写真。
トーンが少々変でも、それが現実の一面を捉えたものと受け入れてくれる。
散歩 文庫の森1492 #1 Retro400S-12
赤外部まで感光性のあるフィルムで撮影した。
緑の葉は、順光の光を受け、白い方にトーンが傾く。
散歩 文庫の森1492 #1 Retro400S-15
白飽和しないよう、また暗い部分が潰れないよう 注意してフィルムを現像する。
トーンは豊かだが、少し眠いトーンかもしれない。
でも「遠い夏の日の記憶」を捉えたいと思った。
このトーンでいいのでは?

白黒のトーンをはっきりさせ、今風にしたいなら、レタッチソフトで、もっと硬調なトーンにすることもできる。
印画紙に焼き付けるなら、4号(硬調)を選択する所だと思う。
撮影者(表現者)の選択肢は広い方がいいと思う。
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  1. 2022/08/26(金) 12:06:53|
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未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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