fc2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

大井町  JR車両センター空き地 試写    

露光の過不足が どのようなトーンの変化をもたらすか二段現像でテストした。
やや軟調な現像液で、銀濃度の濃さが140(Up:140)の値になる時間まで現像し、
(あらかじめテストピースを作くり、現像実験し、温度、時間と濃度の関係をデータ化している。)
硬調な現像液に切り替え、一定の時間(今回は20℃で10分)まで現像し、
現像を停止、定着、洗浄し、ネガを得た。

背景のビル群は大崎のビジネス街。
ここはJRの土地、整地されている土地の後ろに車両センターの建物が見える。
去年までは、この場所にアスレチック施設があった。
見通しがいいので テスト撮影の場所に選んだ。

同じような写真を三枚並べたが、それぞれトーンはかなり異なっている。
現像テスト1479-#4-6
晴天の5月、白い雲が浮かんでいた。
空を落とし、雲をくっきり出すため、YA3(オレンジ)のフィルターをつけている。
ISO:200フィルムを使用した。適正露光は、おそらくf:11/250秒となる。
このコマは一絞りアンダーで撮影。
現像テスト1479-#4-7
普通はこれが適正露光と思う。
現像テスト1479-#4-8
一絞り、オーバーで露光した。
画素等倍(約1300万画素)に拡大して、比較する。
現像テスト 等倍比較 1
粒状性では「オーバー露光」したものが、一番滑らか。それにトーンも一番豊か。
「アンダー露光」は、粒状性が粗くでてしまう。トーンはかなり縮減している。
文字のエッジが綺麗にでたのは、「適正露光」と思われる写真。
現像テスト 等倍比較 2
でも全体をみて評価すると、「アンダー露光」のシュールなトーンも捨てがたい。
エッジがでて文字がくっきり読める「適正露光」も、いい。
「オーバー露光」も、使いようはあると思う。(白飛び、黒潰を殆ど感じない)
どれが適正だったかは、何をどう撮りたいか、どういうトーンをイメージしたかで決まる。

二段現像では、予想に反したトーンになることが多い。
一本現像しても、ダメ写真の連続になることがある。
でも、時に一コマ、おや、うまく撮れたという写真が生まれることがある。
これが楽しく、もっと確率よく撮ってみたいと思い、テストを繰り返している。
シャッタ-を押せば、綺麗な写真が撮れてしまうデジタルカメラより、
じゃじゃ馬のようなフィルム写真の方が断然面白い。
スポンサーサイト



  1. 2022/06/06(月) 21:59:31|
  2. フィルムの眼
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<大崎ビジネス街  楠(クスノキ)試写(2) レンズ フィルム 現像液 | ホーム | 大崎ビジネス街  楠(クスノキ)試写>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/2024-1ca1e1a5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (139)
フィルムの眼 (166)
レンズの眼、カメラの眼 (59)
写真の技法 (144)
写真にとり憑かれた人達 (4)
青写真 (28)
新幹線の見える街 品川 (11)
映し出された世界 (30)
水辺の光景 (21)
立会川 (9)
勝島運河 (23)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (172)
デジタルカメラは記録機器 (13)
デジタルで遊ぶ (30)
Silent City (9)
??? (31)
Street Photograph (27)
都会の景観 Tokyo (265)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
Night walk in Tokyo (41)
散歩 (334)
猫、犬、鳥 (10)
白木蓮 (31)
黒い花 怪しい花 (87)
樹、草、花  (105)
桜  (181)
ひまわり (46)
竹林 (11)
八つ手 (10)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (38)
人物 ポートレート 踊り (37)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (21)
その他  (33)
オリンピック残映 (5)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR