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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

大崎ビジネス街  楠(クスノキ)試写

コロナウイルスの流行で、
この2年半、散歩の範囲は限られている。
近所をうろつくだけ。
目につくものを カメラに収めるようにしているが、どうしても同じ被写体になっていく。
どうしたものかと思えど、こればかりは致し方ない。
その分、家でフィルムの現像法を検討する時間が増えていた。
----------------------------
レンズとカメラとフィルムそして現像法で、どんな写真が撮れるのか
「フィルムカメラ」と「小生」に明日はないかもしれないが、できるまでやってみるつもりでいる。
クスノキ1482#2-4
同じような写真を3枚載せた。

ブログを見ると、何の説明もないまま、
同じ被写体の、同じフレーミングの写真を何枚も載せる人がいる。
どんな意図で載せているのか分らない。
どれが一番に良く写っているか、観る人が選んでくれと言っている?のかも。

同じような写真を敢えて載せるのは、
もし、まだモノクロフィルムで撮影する人(同好の士)がいたら、
その人のヒントになるよう 比較して得た情報を公開したほうがいいと考えているから。
クスノキ1482#2-6
この写真は、Nikon SPにJupiter8M 50mmF:2レンズをつけて撮たもの。
レンズは、戦前ツアイスでつくられたゾナー50mm F:2と同じ構成になっている。
イエナにあったコンタックスの工場を、
ウクライナのキーフに移設し、そのアーセナル工場で1963年に製造されたもの。
基本的にはS型ニコンの50mm F:2レンズとは従兄弟の関係にあると思う。
当然ながら、互換性があり、S型Nikonにつけて使うことができる。
クスノキ1482#2-5
50mm F:2ゾナーのなかでは、これが最高のレンズではないかと思っている。(これは小生の妄想です。)
レンズを研磨し、七枚のレンズを製造する。そのうち三枚のレンズを貼り合わせて二つのレンズ(群)を作る。
二群は三枚貼り合わせ、一群は一枚のレンズ、それを組み立てゾナーレンズを組み立てる。(トリプレット)
これには、高度な技術と熟練が必要なので、
その行程をきちんと踏んで作られたゾナータイプのレンズに、大きな違いはない。
どれも優秀。
でも、使ってみると、そのなかでも、このレンズがいいと思ってしまう。
絞りと解像度比較
撮影はNikon SPの最短距離近くでピントを合わせた。(約1m)
前の葉に合わせている。
f:8に絞っているが、幹の部分は被写界深度を外れている。
でも像の崩れは少なく、材質感は残る。

2枚目は、YA2フィルターをつけて撮影。
一絞り光量が減るので絞りをf:5.6にした。
空からの光の照り返しが消え、コントラストが少し上がり、葉のディテールがでる。

3枚目は、フィルターを外し、開放絞りf:2に合わせ、シャッターを1/1000秒にして撮影する。
被写界深度は一番浅い。
それでも ピントを合わせた葉の部分のディテールは良く記録できている。
最短でもピントは合っている。
(コンタックスとニコンSでは微妙にフランジバックが違い、マウントの回転角も違うので、
ピントは合わず、使えないとネットに書き込む人は多いが、
多くは、伝聞をもとに書いているだけ。
その情報が拡散し、あたかも真実であるかのような印象を与えている。
ネットはフェークニュースに対するチェックは甘い。
情報として善意で書いているのだろう。(知ったかぶりしたいのかも)
単なる与太話だと聞き流せばいい。
でも、エビデンスがあるのか、載せる前、今一度の気配りは欲しい。)

1963年のころが、ソ連邦の一番輝かしい時代だったかも。
国力充実、レンズも優秀だと思う。
このレンズJupiter-8M(キリル文字だけど) 1:2 F=5cmと刻印されているが、
その後に製造されたレンズになると、Jupiter-8M 2/53 のような表記になる。
このレンズになると、若干だが落ちる気がする。(その程度、思い込みかも)
F=5cmであった時期は短いと思う。
立ち上がり、少し上の部分を横位置のフレーミングで撮影。
クスノキ1482#2-7
やや硬調に仕上がる(Ⅲb)現像液を使用した。
幹のコントラスト、ディテールは小生好み。
いいネガができたと思っている。
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  1. 2022/06/03(金) 16:35:18|
  2. レンズの眼、カメラの眼
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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