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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

碑文谷公園まで(1)

立会川の源流、碑文谷の池まで歩いてみようと思った。
大井町まで開通した補助26号線を歩く。
武蔵小山を過ぎ、目黒区に入る。
碑文谷公園へ1466-7 Ⅱ
カメラは構図を決める絵描きの道具だった。
有名なフェルメールの絵画も、
カメラオブスキュラに投影された構図を筆でなぞって作られたものだという。
碑文谷公園へ1466-8
カメラが発明された当初、カメラは画家の職業を奪うものと警戒されたらしい。
そのころの画家にとって肖像画が一番の収入源だった。
ダゲレオタイプの写真は肖像画の市場を奪っていく。
カメラも絵画を意識し、絵画調の写真を目指す。(ピクトリアル写真)
何枚もの硝子乾板をつかい、絵画でしか表現できなかった大きな画面の写真を作る。
碑文谷公園へ1466-9
一方絵画は、印象派絵画から、シュールリアリズム、キュビズムへと軸足を移していく。
写真にしかできない表現とは何か?
いつまでも絵画の模倣では「芸術作品」だと胸を張っていられるか?
第一次世界大戦後、そんな動きが出てくる。
当時 日本でもアマチュア写真家が 盛んに実験的な写真を撮り始めていた。
碑文谷公園へ1466-25 Ⅱ
モダニズム運動だったのだろう。
ストレートフォット(写真に加工するな、演出も控えよう)という流れと、
シュールリアリズム写真の流れがあった。
どちらかというと、小生はストレートフォット派だろう。
でも、シュールな写真も好きだ。
シュールリアリズム写真は、その人の考え、見方、心構えが、もろにでてしまう。
それが恐ろしい。
レタッチソフトの発達で、シュールに加工した写真を作ることは簡単になった。
小生がレタチソフトでシュールな(盛った)画像に加工したら、
なんだ奇を衒い、自慢したいだけの写真じゃないかと・・・見透かされ、軽蔑されるのが落ちだろう。

戦前 シュールな写真を手がけた山本悍右の写真には及ばない。
彼の写真には、明快な意図、反抗の精神が詰まっている。
どうだすごいだろうと自慢したいがため「写真を作って」いるわけではない。

「こころざし」もないものが、レタッチソフトに手を出すわけにいかない。
やはり、小生はストレートフォトで遊ぶだけだろう。
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  1. 2022/05/04(水) 10:42:35|
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未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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