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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

夜の木蓮     3月20日

前景に植えられた木蓮を大きく画面に取り込み、
「花の盛りのごとき木蓮を」と、フレーミング(一種の印象操作だろう)してみたが、
木蓮3月20日1457-2
注意して見れば、花の盛りを過ぎいることは明白だ。

ここでもちょっとした思い込みのミスを犯した。
Fomapan100フィルムを使っていると思っていたが、
実際に使ったのはAcros100フィルムだった。
現像タンクにフィルムを巻き入れ、現像液をタンクに満たしてから、そのミスに気づく。
フィルムには相反則不軌という現象がある。
一秒以上の長時間露光では、露光時間が長くなるほど、露光の補正倍率が変わっていく。
特にAcros100フィルムは、補正の倍率が極めて少ない優秀なフィルム。

Fomapan100と同じ現像時間では、現像オーバーになる恐れが大きい。
迷ったが、一度決めたことは曲げられない、規定の現像時間で現像した。
現像が少しオーバーになっても、作戦は完了できるだろうと 希望的観測が先行する。
しかし、結果は、明らかに現像オーバーの肉乗りのいいネガができていた。

これが第三者の依頼による撮影だったら、
間違えを受け入れ、メーカーが公表している相反則データと、
今までの現像ノートをひっくり返し、
そして、考え抜き、最適な現像条件に近づけよう工夫する。

しかし、依頼主は自分、
己の意志に従って現像するなら、
他人に文句を言われる筋合いではない。
無視すればいいだけだ。
この瞬間、判断ミスを棚上げし、現像していた。
心理状態は、プーチンの心理状態に近かったかもしれない。
----------------------------
適正露光はf:16で5分だろう。
ISO:400のRollei赤外400と同じ程度の露光で充分だった。
Acros100 長時間露光で撮影してみて、その隠れた実力を再認識。
肉のりがいいので、白飽和した部分に銀粒子がでるかと思ったが、それは感じない。
優秀なAcross100フィルムに助けられ、夜の木蓮を撮影することができた。

でも、明眼の人なら、
撮影時 どんな工夫(細工)をしたか、
露光オーバ-の結果どうなったか、
感づいてしまうだろうなぁ。
そこが恥ずかしい。
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  1. 2022/03/24(木) 17:07:54|
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