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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

区界を歩く

2月の初め頃は、まだそれほどのこととは思っていなかった。
ロシアが軍事訓練と称し、ウクライナの国境近くに軍隊を展開、
ベラルーシュでは共同軍事訓練をするという。
早くから米国は侵略の危機を伝えていたが、まさかという気でいた。
早春の暖かさに誘われ、北品川の区界を散歩していた。
八ツ山通りが区界の一つ。
その道路を越えると、高輪(港区)と北品川(品川区)の区界の道になる。
関東閣(三菱系のクラブハウス)は高輪にあり、写真を撮るため立っている場所は北品川にある。
区界を歩く1444-12
関東閣の隣には 嘗て(数年前?までか)アメリカンクラブ(進駐軍の記憶遺産)があったが、
いまは再開発され、三菱地所が経営する高輪クラブになったらしい。

レンズはソ連邦時代の Induster-26 5cm F:.2.8 (ライカL-マウント)を使用した。
1949年製造で、すでにツアイスのコーティングが施されていた。
ソ連邦では戦後からf:2.8テッサーの生産が始まったようだ。
ウクライナにツアイスの工場を移転し、
そこからソ連邦へ光学技術が拡散されていったのだろう。
その後f:2.8テッサータイプは、独自の改良(?)が加えられ、
Induster-61 55mm f:2.8,最終的には53mm f:2.8と長い期間生産が続く。
しかもそのレンズは、ライカスクリューマウント、
時代が止まったような製品、
それがソ連計画経済の実態だろう。(1993年製のInduster-61も保有している。)
区界を歩く1444-15
遠くの林は、関東閣の庭だろう。
高いビルは、北品川の御殿山ヒルズ、その右にミャンマー大使館がある。
この道をそのまま進めば、その大使館前に達する。
道路の左が高輪、右が北品川、そしてこの辺りが限界で、先に進む(自転車の進む方向方向)と高輪に入る。
ここで、道を曲がる。
区界を歩く1444-17
この辺りは、明治以降のお屋敷街になる。
一区画が広いので、再開発しやすい場所だろう。
閑静な環境から、老人ホームの建設が多い。
後ろに見えるのは、大崎再開発で建てられたビル。
区界を歩く1444-18
区界を歩く1444-19
経済的な余裕がないと、入居は難しいだろうなぁ。
区界を歩く1444-20
おそらく高さ制限はあると思うが、
再開発が進み、この辺りの景観も変化すると思う。

より快適な生活を求めるなら、まず経済的な成功を収めること。
それが、人間を突き動かす規範になっているのかも。
政権に守られた政商などは、将に勝ち組なのだろう。
ウクライナ情勢を知りたいので、YouTubeでFox News, BBC, CNN ,MSNBCなどを見る。
その中で、盛んに「オリガーク」とコメンテーターが言う。
最初は何を指しているか分らなかったが、
この頃日本の放送局でも、「オリガリッヒ」というようになり、
それがロシアのプーチン政権にぶら下がって大きくなった政商のことを指すとわかった。(新興財閥)
三菱財閥の成立も同じようなもの。
政府の方針で巨大企業にのし上がった財閥は、政府の方針に否とは言えない。
第二次世界大戦後、進駐した連合国(アメリカ)は日本が再び独裁体制にならないよう財閥を解体した。
区界を歩く1444-22
ロシアがウクライナに戦闘で勝っても、戦争では負けることになるだろう。
プーチンの権威が失墜したら、「オリガリッヒ」は解体される方向に動く、
そのとき、ロシア国内は分裂し、新たな利権とコネの闘争の場になるのか?
嫌な予想ばかり心に浮かぶ。

ブルネイ大使館は区界に建つ。
大使館は北品川にあり、右の建物は高輪となる。
敷地の境界を、区界が走っていることになる。
地図で確かめると、北品川にあるというウクライナ大使館は、
ブルネイ大使館の斜め左下の斜面にあるらしい。

ロシアのウクライナ侵略がなかったら、今頃はカメラを持って散歩の生活だったろう。
PCの前に座り、ネットを見る時間が増えている。
不健康とは思うが、散歩しても興が乗らなくなった。
わずかに、近場を散歩し 数カットシャッターを切っている。

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  1. 2022/03/12(土) 12:41:17|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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