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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

勝島橋にて              フィルムの眼、レンズの眼

オリンピックが開催された大井ホッケー競技場の途中に勝島橋がある。
快晴の天気だった。
勝島橋1422-18
逆光にまぶしく、瞳孔が小さくなる。
冬の日は低い、水面に長く光の帯が伸びていた。
地上の光景は暗く沈む。
モノレールの列車が羽田に向かい走って行くが、
胴体部分は陰になり、はっきりとしない。
シャッターを切っていた。
しかし、レンズとフィルムは、そのディテールしっかりと見届けていた。

レンズは、戦前のライカに付いていたSummar 50mm F:2 。
絞りは大陸絞りと言われた違う系列で示されている。
勿論コーティングは施されていない。
フィルムはOrtho25、感度はISO:25のオルソタイプのフィルム。
赤い色には感度が殆どない。
硬調に仕上がりやすいが、粒子は細かく、
軟調な現像液で処理すると、豊かなトーンのネガになる。

この写真、小生が撮ったとは思えない。
カメラとレンズとフィルムが撮ってくれたもの。
小生は、そのお膳立てをし、お手伝いしただけだろう。

作陶に適した土を探し、さらに精製して調整、生地を作り、こねて形を作る。
釉薬を掛け、あとは窯の中の火に任せる・・・・最善は尽くすが、最後の重要なところは「誰か・何か」に任せる。
フィルム写真は、陶芸に似ているかも。
俺が撮ったなどと自慢する世界でもないような気がする。
デジタルとは違う世界かもしれない。
勝島橋1423-34 Ⅱ
品川の方向を見る。
都会には空が少ないが、ここには広い空間が広がっていた。
順光、赤外線フィルムで撮っていた。
水面は、予期したものより明るく写っていた。
ディテールも出ている。
白い外壁のビルの反射光が、水面を照らしていた。
この光、意識していなかった。
PCに取り込み画像を確認してびっくりした。
見えても、見えなかったのだろう。
黒潰がないわけではないが、
気になるほどではない。
勝島橋1423-37
橋の際に、モノレールの駅がある。
電車が、急に飛び出してきた。
この駅を通過し浜松町駅へ向かう急行電車だった。
慌てて、シャッターを切る。
手振れしていたが・・・その姿を捉えていた。

大井競馬場前駅。
オリンピックがコロナ騒動がなく、行われていたら、
この駅を降りて会場に向かう人が多く見られたと思う。
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  1. 2022/01/14(金) 09:19:50|
  2. ある場所、ある瞬間
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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