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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

「水底の世界」  途中下車。 ふとしたきっかけから 別の世界を・・・ 

日ごろ見慣れた光景が、ふとしたことから、見知らぬ光景になってしまう瞬間がある。
たとえば、鏡に映された、部屋の様子。雨戸の節穴を通して天井に映し出された、外の世界。

この写真は、寅さんで有名な帝釈天に行った帰り道、せっかくだからと、押上で途中下車、建設が進むスカイツリーを カメラに収めよう、浅草まで散歩して、スカイツリーを撮影した。
業平橋近くに来たとき、風は穏やかで、スカイツリーが運河に綺麗に映っている。「ああ映り込みだ」と、美しいポスターのような映像を期待し、シャッターを切った。
しかし、現像し、ネガをスキャナー取り込み、A4にプリントしてみると、意図した風景とは異なる世界を捉えている。
水底の世界 入り口381-8
展望台は不気味なピエロの顔のよう。PCのモニター画面では気づかないが、実際の紙の上に定着した画像では、胴体の くねくね曲がった線は盛り上がり、奇妙な立体感をだしていた。
日常の変哲もない美しい風景の裏に、ぴったりくっつくように、このような世界が広がっているのでは・・・・と思うと、戦慄を覚えた。この写真のイメージが、心の底に溜まっていたのか、「水」という対象(オブジェクト)に心引かれ、1年後、水底の世界を撮り始めていました。この後も、眼前に、水の世界の広がりを感じたら、機会を逃さず 撮っていくと思います。
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  1. 2013/04/23(火) 14:53:10|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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