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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

フィルター効果

写真を撮るようになった頃、
カメラ雑誌を眺め、参考にしてしていた。
カラーフィルムはまだ高価で、
白黒フィルムで撮る人が多かった。
見よう見まね、少しでも良い写真が撮りたいと、
フィルターも沢山用意した。
しかし使ってみると、フィルターの効果は限定的、
つけて撮影したものと つけないものとの差を、
感じる写真は あまりなかった。

今考えれば、光質を見極め、
それにあったフィルターを選ばないと、
フィルター効果は得にくいということだろうが、
参考にしていたカメラ雑誌で、
フィルター効果を解説する方達の経験が、
オルソクロム時代の経験に偏っていたらかもしれない。
しばらくすると、フィルターをつけて撮影することは少なくなった。
使うとしても、PL(偏光フィルター)とR60(赤フィルター)で、Y(イエロー)系はあまり使わなくなっていた。
パンクロフィルムだと、肉眼で見たような感光領域になっているので、敢えて使うなら・・(特殊効果狙い)・・という所だろう。
フィルター効果1383-2
Fomapan100はパンクロフィルム、肉眼で見た感光領域に近い。
フィルター効果1383-3
青空を少し落として、白い雲をくっきりと出したかったのでYA2(オレンジ)フィルターをつけて撮影。
一絞り分シャッター速度を遅くした。

空の濃度を「フィルター無し」に揃えて画像を比較してみた。
雲のディテールがくっきりでる。
暗い部分のディテールも潰れず、庭木の調子も良く出ている。
ブロック塀と舗装道が、少し明るいトーンになっていた。
暗室なら、印画紙に焼き込みして、トーンを調整するところだろう。
「フィルターなし」で撮影しても、暗室でトーンの調子を整えれば、似たようなトーンになると思う。
それでも、二つ並べると、ディテールに差は出てくると思う。(美はディテールに宿る)

スーパーパンクロのRetro系フィルムを主に使うようになり、
この頃はフィルターを選んで使う場面が増えてきた。
小生の思考も、レトロ(時代遅れ)に戻ってきた感じがする。
------------------------------
白黒のコントラストをつけるため、
硬調な現像液で現像した。
(現像液の選択の方が、トーンコントロールでは重要だと思う。)

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  1. 2021/06/21(月) 09:38:51|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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