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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

赤外フィルム

晴れの日が続いていた。
久しぶりに、赤外フィルムを使ってみようという気になる。

720nm以下の光(可視光)をカットするフィルターを使っている。
赤外部まで感光領域が広がっているといえ、
可視光カットフィルター(R72)をつけると、
フィルムに届く光は赤外光に限定されるので、
非常に狭い窓で眺めているようなもの。(肉眼では見えないけど)
トーンの幅は狭くなり、硬調なトーンになりやすい。

そこで、極端に硬調なトーンにならないように、
中庸から軟調の現像液で現像することが多い。
埋もれる1383-19
赤外光は、人間の眼では見えない。
光線の質、当たり方で 赤外線効果は異なる。
一般的には、緑の葉は白く写り、青空は暗く落ちる。

確かに通常使うフィルムとは異なるトーンになるが、
何回か撮るとコツが分ってくる。
すると、通常のフィルムより応用範囲の狭いことに気づく。
「いかにも赤外線写真です」という写真の量産になってしまい、
見慣れると面白くなくなってくる。

これも赤外線写真? どのように撮ったのだろう!?
そんな気にさせる魅力的な写真を撮る(撮りたい)・・・上手に使うには、難しいフィルムだと思う。

デジタルカメラでも、基本的には赤外線写真が撮れるはず。(赤外部まで感度のある受光素子を持つデジカメ)
デジカメによっては、センサーの前に張られた赤外光カットフィルターを取り除いた改造をする人(会社?)もあるようだ。
産業用には、赤外線監視カメラなど 色々実用化されている。

赤外線フィルムそのものも、科学的用途、航空写真で地表の状態を調べる用途、
あるいは軍用(遠くのものをくっきりと撮影できる)の需要があって開発されたもの。

赤外線写真で撮ろうとする狙いは明快、撮影者の意志・意向ははっきりしている。
使える分野は限られるし、トーンも似たものになりがち。
更にその先一歩を超えるとなると、難しい。



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  1. 2021/06/14(月) 12:57:44|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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