作品に近づき、詳細に見る。どのように印画紙に焼くつけたのか知りたくて・・・その技法は??
ほとんどの作品は、ネガからストレートに、巧みな暗室技術で焼き付けられ、作品は生み出されたような気がする・・・
しかし、ごく一部の作品に不自然な境界を発見。覆い焼きが不完全? もしかしたら2枚のネガを・・? また別の作品には、明らかに2枚のネガを使い合成したものがあった、・・・
銀粒子を目立たなくさせるノウハウは?・・・そのあたりあるのか?? それとも、ネガ現像のテクニックの完璧さゆえか?
森山大道・写真展を見終わり、吉祥寺街を歩いていた。
作品を仕上げる(自分のイメージにあわせる)ため、作る写真に一歩踏み込んでいるようだ。しきりに そんなこと考えながら、散歩していた。
絶対非演出の写真にこだわる気はない。演出写真、更に加工し合成写真があってもいいと思っている。
ただし、演出なり合成が、見ただけでわかる場合はいいけど、それを隠し、あたかも非演出の写真のように出されると裏切られたような失望感を覚える。まぁそれも、すばらしい作品なら、ぐうも言えず認めてしまうだろうが・・・
井の頭公園へ出る。土曜日なので、人が出ている。公園では、大道芸人(Daidou Moriyamaではありません)が、パーフォーマンスを競っていました。

「うぅ~~シュールだなぁ」と撮影。観客を入れない(個人を写したら・・・問題かなぁという自制と、入れたらシュール感が失せてしまう)ようにトリミング、これだけでもいいのだが、更にすこし、レタッチソフトで変形してシュール感をあげてみました。
後ろでバイオリンを弾く人と、前で名画のポーズをする人、別のパーフォーマンスです。
一緒に写り込むことで、シュール(超現実)な写真になったと思うのですが、如何でしょう?
作る写真の巨匠(・・・だと勝手に思っています)森村泰昌の作品展が、資生堂ギャラリーで「ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」というタイトルで開催されています。また、散歩コースの、原美術館でも、展覧会が開催されているという。
植田正治、生誕100年記念ということで、都内の複数の箇所で 同時に催されています。
今年の暮れは、作る写真の展覧会のはしごになりそうです。
写真って、のめりこむほど 面白くなりますね。
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- 2013/12/16(月) 10:42:23|
- 写真の技法
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