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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

偽花筏

目黒川の方向から、けたたましいエンジン音が聞こえる。
足早に目黒川へ。
川面を覗くと、花筏の白い帯が見えた。
偽花筏1358-31
しかし、まだ花筏の時ではない。
眼を凝らしよく見ると、川面に浮かぶ桜の花びらは少ない。
白い帯は細かな泡だった。
あの轟音は水上バイクだった。
更に上流へ向かう。
偽花筏1358-32
雅叙苑まで来たら、意気揚々と川を下っていく水上バイクの群れに出会う。
偽花筏1358-33
上流には 白い偽花筏の帯が、長く続いていた。

地球を弄び(食べ)、自然を搾取するのが、経済活動。
もうすぐ観光船が来て、本物の花筏を蹴散らすだろう。
観光船に乗り、花見を楽しむ人と、観光船を運営する人の間にはwin-winの関係が成り立つ。
しかし、川沿いの遊歩道をぶらぶら歩き、
現れるかもと・・・花筏の出現を期待する人にとっては 悲しいこと。
声なき声は聞こえないことにし、
経済活動優先が、現代なのかなぁと思う。

コロナパンデミックで、世界の先進国は、金融政策を緩め、お金を市場に流している。
そのため、株価は上がり、高額なマンションや、資産価値の高い芸術作品、高級な装飾品が、売れているという。
資産を持てる者は、更に富み、持たざるののは、置いてけぼり。
また、経済格差は一段と広がったようだ。

「花筏」
日本人の愛した風流な言葉だけど、
現代では通じなくなっている。

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  1. 2021/03/31(水) 10:25:12|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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