fc2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

散歩カメラで・・・撮るものは

写真が発明されて、もうすぐ200年、20世紀初頭には、近代写真への脱皮がおき、写真表現も豊かになってきた。何を撮るべきか、何をテーマに 知らせるべきか、フォトジャーナリズムが世界に与えた影響は大きい。
しかし、小生は、散歩にカメラを持ち、興味に引かれパチパチ撮っているだけ・・・
甚だ志が低い。しょうがないので、
今起きていること、写真に残し後世に伝えたい。
面白いと思ったものを撮影し、それを知らせたい。
世の中には、こんなに美しい風景がある、それを撮影し、知らせたい。
など、格好つけて言いたくなるが・・・ 
理由はあとだしの自己弁護に終始してしまう。
カメラを持つ理由は単純。ただ面白いから。
眼前の光景をフレーミングし、シャッターを押す。現像しネガをつくり、そして焼きつける。バットの中で像が浮かび上がってくる。このときのドキドキ感は楽しい。「えっ」こんな風に写るのだ。予想外の写りに驚いたりする。これが楽しくて、写真を撮っている。子供時代の遊びの延長です。それを大の大人がやるとしたら、もっともな理由をつけなくては・・・子供だと悟られない配慮。
どう、美しい風景でしょう。そう、これ私が撮りましたと とうとうと撮影の状況を説明する。「腕自慢」は、小児性を出してしまうので、そっと隠し「自己実現」という美しい言葉にすり替えましょう。

ライカの古いズマールのレンズで、撮影したらどう写るのか? ただそれだけの興味(好奇心)でカメラにつけて撮影。個人的趣味の世界。動機に、後世に~~などというもっともな理由はありません。
大崎594-14
ノンコートの古いレンズ、逆光でもどう写るかテストだと、理科好き少年に戻っている。ゴースト出るだろうか・・・と更にレンズを左に振りシャッターを切る。
大崎踏み切り?594-13
撮影後、現像、ネガを調べ、スキャナーで画像をデジタル化、PCに取り込む。
この瞬間から現実の老人へ戻ってしまう。
写ってはいるが、周辺部の解像度は弱い。同時代のゾナーならもっと鮮明に撮影できただろう。
構図的には、逆光で左上に大きなゴーストを出したほうができは良い。電車を撮るタイミングが早すぎた。
おや、何だ。 フレーミングしていたとき気づいてはいたが、少年なもので逆光と電車の動きに心は占領されていた。「見よ」とは何? ここに人専用の踏切があっただろうか? この道を進むと山手通りに抜ける。少年時代、途中で脇道に入り三共製薬の塀伝いに目黒川へでた。そのとき、この踏み切りを通っただろうか?
少年時代の記憶を呼び起こそうとするが、もう戻れません。通たような、通らなかったような・・・
すると、大人の分別(いや老人の分別)。ここは、昔 貨物専用の鉄路(品鶴線と呼ばれていました)、50mほどのところで、山の手線と分岐している。旧大崎駅時代、そこに人専用の自由通路(鉄橋)が掛けられていた。ここに踏切など必要ないはず。もし、自由通路ができる以前の踏み切り跡となると、戦前か、それなら「見よ」の立て札など残っているはずもない、と堂々巡り。通たような、通らなかったような・・・

散歩で 通る道だが、意外と気づかない謎がある・・・これも、記録と記憶
写真を写す意義だろう、それを記録していく御老人偉い!とほめてくれたら、「自己実現」の喜びを感じる・・・かなぁ?

P.S 気になり、この2,3日、折に触れ、記憶を辿っていました。
そうすると、昭和30年頃、ここに踏切があり、通った気がしてきました。広い線路なので、途中で信号待ちできるところがあり、木道はそこで「く」の字に曲がっていた記憶があります。それがここだったか?
50mほど大崎寄りの分岐点に鉄橋があり、そこは「陽の当たる坂道」のロケ地になったところです。
そう、石坂洋次郎の小説で、石原裕次郎主演で映画化されています。映画はDVD化されているので、「つたや」で借り見ることできるかも。そこに、この踏み切り、微かにでも写っていたら、疑問解決しますね。

スポンサーサイト



  1. 2013/12/11(水) 09:47:36|
  2. その他 
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<秋の日比谷公園 | ホーム | 人を写すとは? スナップショットの真髄>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/176-21fcb918
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (139)
フィルムの眼 (165)
レンズの眼、カメラの眼 (59)
写真の技法 (144)
写真にとり憑かれた人達 (4)
青写真 (21)
新幹線の見える街 品川 (10)
映し出された世界 (30)
水辺の光景 (21)
立会川 (9)
勝島運河 (22)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (172)
デジタルカメラは記録機器 (13)
デジタルで遊ぶ (30)
Silent City (9)
??? (31)
Street Photograph (27)
都会の景観 Tokyo (262)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
Night walk in Tokyo (41)
散歩 (334)
猫、犬、鳥 (10)
白木蓮 (31)
黒い花 怪しい花 (87)
樹、草、花  (104)
桜  (181)
ひまわり (46)
竹林 (11)
八つ手 (10)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (38)
人物 ポートレート 踊り (37)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (21)
その他  (33)
オリンピック残映 (5)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR