赤外線カットフィルター(R72)を使い、
Rollei赤外400のフィルムを使うと、
感光域が赤外部のみとなるため狭い。
ネガは硬調なトーンになりやすい。
軟調現像液(Ⅵ)や中庸な(Ⅰ)系の現像液の現像データーは取ったが、
中庸(Ⅲ)や、硬調(Ⅳ)系の現像液のデータは取っていない。
硬調な現像液を使うことも、考えるべきかもしれない。
こんなトーンのネガもできた。

白飽和も黒潰れもしていないと思う。
エッジがでて、建物の輪郭がくっきりでる。
樹の幹の文様が強調されていた。
新緑の葉が、白く輝いて記録できていた。
ちょっとシュールな写真だが、
レタッチソフトのアート・フィルターを使って作ったわけではない。
ネガに記録できた銀画像のトーンは、
フィルムに何を使用したか、
どんなフィルターをレンズにつけて撮影したか、
露光の与え方(オーバー、アンダー)、
現像液の選定と、その現像液の使い方、
で変わる。
その選択肢は、
撮影者に委ねられるべきものと考えている。
それが 良い選択だったか否かは
デジタル写真と同じ土俵(プリント)で評価されるべきだろう。
デジタルのほうが良いものはデジタルで撮ればいい。
(それが殆どだろうけど)
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- 2021/03/19(金) 10:47:00|
- フィルムの眼
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