この数年、この季節、
中央公園(品川区)の木蓮を撮影している。
現像液の実験も終了。
早速、白木蓮を撮影し、その画像を見比べてみた。

Fomapan100フィルムを使用した。
晴れていたので、空の調子を落としたくて、オレンジ色のフィルター(YA2)を使用した。
現像は軟調現像液を使用、白飽和も黒潰れも感じない豊かなトーンのネガができた。

フィルムはSuperPan200に換えて撮影。
Fomapan100と同じ軟調現像液で現像したあと、
硬調な現像液(Ⅱ)で二段現像し、花のディテールを際立たせようとした。
撮影日は曇りの天気、
SuperPan200フィルムはFomapan100より硬調なネガになるので、フィルターは使用していない。
エッジが出るのではないかと期待したが、白い花びらにエッジが立つことはなかった。

薄曇りだが、太陽の光線は届いている。
このフィルムも二段現像したが、
一段目に中庸な現像液(Ⅰf)を使用し、
そして、二段目を少し押し気味に現像した。
白い花びら、幹、背景のマンションに、エッジの立ったネガを得た。
フィルムでエッジの立った写真を作るのは なかなか難しい。
しかし、デジタル写真なら、
レタッチソフトで簡単にエッジの立った写真を作ることができる。
何年か前、
レタッチ・ソフト(フォットショップエレメント:エプソンのスキャナに同梱されていた)
を使いフィルターソフトで遊んだことがある。
フィルターを選択し、操作する。
すると画像は劇的に変化、
こうやったら、こうなるのかと面白がり、
一時期 確かに遊べたが、
どんな画像でも、エッジを立てた写真が作れてしまう。
それが分かると、飽きてしまった。
フィルム写真のドキドキ感がない。
フィルムの場合は、殆どが失敗、思い通りにはならない。
だから現像が上がり、画像を確認し、
撮れていたと分かったとき、「やったぞ」という喜びになる。
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- 2021/03/14(日) 21:14:57|
- 白木蓮
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