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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

SuperPan200、テスト撮影        林試の森にて

SuperPan200フイルムの現像条件を検討中。
その中で、硬調現像液(Ⅳ)を調整し、
ようやくSuperPan200用の現像液(Ⅳz)を決定した。
(一つ前のブログの現像液は、中庸な現像液(Ⅰfz)を使用。)
早速、テスト撮影。
赤外線写真・林試の森1347-3
R72フィルターをつけて撮影した。
いわゆる赤外線写真。
赤外線写真の効果をはっきり見せるなら、
太陽の光を背に受けて、
青空と湖(水面)、樹木の緑の葉を入れた構図で撮るのが定番。
散歩コースには、そのような絶景は少ない。
またそんな構図、定番過ぎて・・・撮る気持ちも失せる。(ルールに従って遊ぶのは嫌だ。)
やや逆光気味の光を選んだ。(赤外線効果は薄まる)
赤外線写真・林試の森1347-2
硬調な現像液を使用したので、
只でさえ硬調になる赤外線写真、すごいコントラストがついてしまった。
春の日差しはまぶしい。
早咲きの桜が、もうすぐ満開を迎える。
赤外線写真・林試の森1347-4
古いツアイスのレンズには、赤外撮影用の距離補正マークがない。
レンジファインダーカメラ Nikon S用のレンズには 50mmの標準レンズ以外は、補正マークがついている。
(Nikonの交換レンズ、28mm F:3.5、85mm F:2, 135mm F:3.5で確認。)

勿論、フィルム時代のNikon F用レンズには 全て距離補正マークがついている。
ただし、赤外線フィルターをレンズにつけてNikon Fのファインダーを覗くと、
一瞬真っ暗になってしまう。
構図を確認するためには、片目を閉じ、
目が明るさに慣れるまでしばらく待つことになる。
赤外写真はレンジファインダーカメラ向きです。

ツアイスとしては、レンズごと、使う赤外線フィルターの特性(波長カット値)ごとにより、
補正する距離マークが違うので、使う人がテストし、補正量を求めよ・・・ということらしい。
ツアイスのゾナーレンズの補正量は、テストピースを実際作り、数年前求めていた。
全て、距離補正して 撮っています。
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  1. 2021/03/01(月) 12:21:38|
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