硬調な現像液だけど、ネガには暗部に、まだ銀塩の画像は残っている。
ストレートに表現しようと、トーンカーブをリニアに設定、
暗部を潰さないように写真にする。

露光は、影になった部分を重視して決めた。
空を意識したら2絞り以上露光オーバー。
空は白飛びしている。
しかし、石垣の材質感は出ていると思う。

数歩歩き、右の石垣に寄り、同じようなフレーミングで撮影したが、
それでは面白味のない写真になった。
そこで全体を焼き込んでみた。
フェンスの金網、道路の白線、自動車、、コンクリートの壁が 白く浮き出る。
暗い部分は全て潰れ、硬調なトーンの写真になる。
ちょっとした光のバランスなのだが、
焼き込んだ方がいいのか、
暗部を生かし、コントラストを効かせた写真にするのか、
一枚一枚、丁寧に検討しないと まだ現像液の癖が分かっていない。

逆光での撮影。
暗部を潰さないよう、トーンカーブを少し動かし、暗い部分をすこし明るくした。
硬調なネガだが、トーンは意外と豊か。
Fomapan100フィルムは、現像液を換えることにより、表現の幅は、かなり広く変化する。
習熟するには、まだ、もう少し時間がかかりそう。
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- 2021/02/16(火) 11:12:49|
- フィルムの眼
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