硬調な現像液(Ⅱf)とFomapan100フィルムの組み合わせ、
トーンをまとめるのが難しい。
暗部は黒く潰れ、明るいところは白飽和する。
画像を調整していて・・・・汚いトーンだなぁと思った。
この汚さ、アレ・ボケ・ブレ時代の写真のトーンに似ていまいか?

1960年代中頃から1970年代の中頃まで、
こんなトーンの写真が、カメラ雑誌に載っていた記憶がある。
都会の場末をTri-Xフィルムで撮影し、
現像でハーフトーンを減らし、硬い4号印画紙に焼き付け、コントラストの強い写真を作る。
(撮る写真 というより 作る写真というイメージがあった。)

汚いからキャッチー、何か心をProvokeする。

いまは流行らないが、まだこのトーンに近いものを追求している人もいる。
でも当時に比べたら綺麗なトーンだと思う。

うまい光を(あるいは、うまく光を)キャッチできたら、
確かにProvokeする写真が撮れると思うが・・・
やはり難しいなぁと思う。
スポンサーサイト
- 2021/01/08(金) 21:32:23|
- 散歩
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0