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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

人の眼 フィルムの眼 

夜行性動物にとって、夜は獲物を捕らえるチャンスの時。
獲物は活動を止め、じっと隠れている。
その姿を 微かな光を頼りに、形状を判別し 捕らえればいい。
色彩に鋭敏になるより、白黒の濃淡を判別できるかが重要だった。
人間は どちらだったのだろう?
夜行性か、捕食か、捕食されるほうだったか?

昼は、色彩溢れる日常の空間が広がる。
それが、夜になると、得たいのしれない邪鬼が跋扈する世界となる。
エジソンが電球を発明し、闇夜を明るく照らすまで、
人間は、夜のモノトーンの世界に生きていた。

モノトーンの黒の輝きの奥には、心の底に突き刺さるなにかがある。
それは、太古の昔からの闇の記憶が蘇るからか?
モノトーンは、畏怖するものを想像させ、
これは何?と陰に浮かぶ光に驚くことだったりする。
これまでの何万年もの間、人間の根源的な恐れ、希望、夢は、暗い闇の内にいた。
それが、モノトーンのフィルム写真に 拘るわる理由かもしれない。
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曇天の夕方、五反田を散歩した。
五反田散歩1324-7
硬調な現像液で現像した。
大崎郵便局の前には山手通りが走っている。
交通量は多い。
交差点の電柱の上にカラスがいることに不気味さを感じた。
電柱の金属の輝きが、見た目以上に強調されて写っていた。
五反田散歩1324-4
Fomapan100と硬調現像液(Ⅳo)の組み合わせは、金属の輝きを強調してくれるようだ。
五反田散歩1324-5
薄暗い光にボーとかすみ、はっきりしなかったが、
そのわずかなトーンの違いも、フィルムの眼ははっきりと弁別していた。
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  1. 2020/11/01(日) 18:25:18|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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