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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

走る電車を撮る

レンジファインダーカメラでは135mmが望遠レンズということになっている。
そのレンズをつけて散歩にでた。
望遠は・・・苦手意識がある。
何カットか走る電車を撮ってみた。
電車を撮る1323-19
Nikon SPのファインダは、等倍なので、
両目を開けてファインダーを覗いても、
観たままの風景になるので動くものを追うのは容易。
それでも、135mmのフレームは、中心のごく狭い範囲。
電車を撮る1323-21
運動神経の鈍い小生では、シャッターチャンスを逃してしまう。
電車を撮る1323-24
一眼レフだと、両目を開けて撮影するということはできないだろう。(習熟した人ならできるかなぁ)
カメラを固定していたら、走ってくるものは一瞬で、ファインダーから外れる。
流し撮りで、動くものを追い、ピントを合わせながら、ここというチャンスにシャッターを切る。
そんな撮影術に習熟しないとできるものではない。
モータードライブをつけても、1秒に8コマは撮れただろうか?
フィルムの振動が収まってからシャッターを切らないとピンボケになる。
そんなに早くはなかった気がする。
手巻きで撮るなら一秒に2カットは撮れるだろうが・・・やったことない。
それに36枚撮りフィルムでは すぐにフィルムを交換しなければならない。
100フィートの長巻きを切って、専用のマガジンで使えば200カットくらい撮れたか?
モータードライブ、長巻きマガジンは・・・高価すぎてアマチュアでは手が出せない。
そういう時代のプロ達は、本当に技能者だった。
-----------------------------
50年以上前、おそらく東京オリンピックの頃、
アメリカン・フットボールのゲームを撮影している人がいた。
最初はアマとしてフィールドの外、観覧席から撮影していた。
その写真を選手に渡していた。
その写真が、やがて選手に認められ、フィールドの中に入ることを認められ、プロ写真家となる。
タッチダウンするその瞬間の、ほんの少し前を撮るのがコツだと言う・・・その撮影技術のすごさに、驚いたことがあった。

ゲームを知っている。(そして好きだ。)
動体神経が抜群にいい。
カメラの取り扱いに習熟している。
体力がある。
Nikon Fに800mmなりの望遠レンズをつけたら、それだけで4kg位にはなる。
そのカメラを2台は使う。
フィルムはトライーX それを増感しASA800で使用していたと思う。

とてもかなわない。
プロとはすごい(すさまじい)と感嘆した覚えがある。
それが有ってか、望遠レンズを使うのは・・・・苦手意識があるのだろう。
Nikon F用に 200mmのレンズを持っていたが、殆ど使うことなく手放してしまった。

しかし、一眼レフは望遠も使える万能カメラと・・・数年したら後悔し、180mm F:2.8のレンズを購入していた。
とはいえ、折角の180mmレンズも、殆ど使ってない。(もったいないことだ)

今 デジタルの時代。
動いているものでも、オートでピントを合わせてくれる機能がある。
連写も一秒8回程度の機種も出ている。
メモリーカードに大容量のものを入れておけば、
決定的なシャッターチャンスも捕まえやすい。

すさまじい技能のプロ写真家達がいたことを知っている小生にとって、
デジタルカメラの望遠ズームを駆使し、機関銃のごとく連写して撮った傑作を見せられても・・・
昔の達人の技が、なにかおとしめられているような気がして・・・素直な気持ちになれないでいる。

「機関銃のように連写すればいいというものではないだろう」
なにか大切なもの失ってはいませんか?
これは、老人の繰り言なのでしょう。
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  1. 2020/10/29(木) 12:37:03|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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