ネット社会になり、知りたいと思うことは
ちょっと検索すると(ググルと呼ぶらしい)すぐに回答が見つかる。
ことの真偽を深く考えることなく、それで分かった気になるらしい。
一つの本を何回も読んで、
ようやく納得するという訓練はなされていないのだろう。
デジタル写真も、そんなものかもしれない。
今、デジタル写真の主流は、
デジカメよりPhone-Cameraに移っている。
スマホで撮ったらすぐネットに載せる。
夥しい数の写真がネットを行き交う。
写真は消耗品扱いになっていく。
単なるコミュニケーションの道具、
アイコンとして機能すればいいから、
同質の写真になってしまう。
それでは、面白くない。
注目されたいと、奇をてらって、レタッチソフトで加工し、
どうだ!と威張っているような人もいる。
しかし、それもすぐに常態化するだろう。
キャッチーさが平準化したら、すぐに厭きてしまうのでは。
写真の時代は終わったのかも。
フィルム写真は前世紀の遺物。
しかし、時代に取り残されているだけだ。
まだ、デジタルより遊べる余地が残されている。

古いKievⅡカメラに戦前のゾナーを付けて撮影してみた。
フィルムはRolleiブランドのRetro400S、スーパーパンクロという新しい概念のフィルム。
それにどういう訳か、Retroという名称がつけられている。
感光領域は、赤外部にまで伸びている。

ここは、可視光を除いて使ってみようとR72(720nm以下の可視光をカット)フィルターを付けて撮影。
空の雲の様子はより鮮明に、そしてビルのコントラストが上がったネガを得た。
フィルターを付けなくとも、露光を絞れば空の調子を落とし、雲のトーンを出すことはできるが、
コントラスの美しさ、鮮明さから、R72フィルターの効果は大きい。

勿論、植物の葉は、赤外線効果で白く輝く。
普通ではありえないトーンになる。
とはいえ、デジタル画像でも、レタッチソフトを使って加工すれば、
トーンを変え、キャッチーな写真になる。
普通ではないトーンを求め、写真表現を広げたいという思いに差はない。
差がないなら、わざわざフィルムで撮る意味はない。
これ正論だろう。
写真は、最終的には 出来た画像で評価される。
それがフィルムであれ、デジカメであれ、Phone-Cameraであれ、
同等に扱われるべきものだから。
やはり フィルム写真の時代は終焉を迎えている。
そして、おそらく、写真そのものも、それほど評価の高いものではなくなっている。
簡単に、綺麗に、誰でも撮れる写真に、敬意を払う人はいない。
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情報はネットに溢れる。
しかし、情報は同じようなものの再掲載が多い。
(みんながそうだと ネットで言うのだもの・・・と)それで分かった気になってしまい、
同じような当たり触りないコメントの氾濫になる。
でも、具体的な議論、方策、その実施は進まない。
気がかりでしょうがない。
もう第二波の中にいるのに・・・・

4月8日 緊急事態宣言がでた。
今日(7月3日)、その時の累積感染者数を越えた。
第一波の二倍日数は約6日、今回は約11日で2倍ほど遅いことは確かだが、
感染の速度はじりじりと上がっている。

毎日の感染者数は大きくばらつくので、感染のピークを短期間で見つけるのは難しい。
日ごとに、指数関数近似し、二倍になる日を求め、それまでの累積数を割り算し、一日の感染者数を求めると、
バラツキは平準化し、感染のピークを見つけやすくなる。
しかし、未だピークは見つからない。
感染は拡大基調。

6月22日~27日のデータを基に近似計算した式の上に、累積感染者数は載っている。
指数関数に従って増加しているのに、これが感染爆発でなくて、なんだと言えるのか?
東京は、もう第二波の感染爆発の中にいる。
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東京都の公開する「都内の最新感染動向」のデーターをチェックしている。
データは明らかに第二波が始まっていることを示ししている。
おそらく都の専門家は、ちゃんと都知事に説明しているはずなのだが・・・・
それが「うちの百合子」の限界か、都のトップなのに、まだ広報部長のままでいる。
理解はしているが、あくまでも権限は自分にあると見せつけたいのか、
それとも、やはり、科学的、理数ロジックは理解できないのか・・・
記者会見を見ていたが、都知事の口から実効性ある具体的な方策は出てこなかった。
・・・・暗澹たる気持ちでいる。
コロナウイルスの話題など、写真のブログにそぐわない話の数々。
どうしようもない駄目なブログであること、承知している。
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- 2020/07/03(金) 21:15:15|
- フィルムの眼
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