自粛期間中 外へ出ても短時間、そんな生活が続いていたので、歩き出すと足が痛くなる。
一種の筋肉痛。若い時なら一晩寝れば治るものだが、そうはならない。
ずっと筋肉痛が続いている。
カメラを持って 近所をそろりそろり歩き リハビリ中。
軽いカメラがいいと、この頃はコシナの製造したBessaカメラで出ることが多くなった。

レンズは 携帯に便利な軽く小さい沈胴式オールド・レンズにしている。
一つは ライカの有名なElmar 50mm F:3.5。
もう一つは ツアイスの「鷹の眼」と呼ばれたTessar 50mm F:3.5 。
80年以上前に製造されたレンズだが、今でも何の問題もなく使える。
(古い骨董品なら、ガラスケースに入れられ眺めるだけ。
今でも使える工業製品、そうそう有るものでもないと思う。)

Tessarレンズは、戦前ツアイスがContaxⅠ、Ⅱの交換レンズとして作ったものだが、
戦後になって、同じマウントのS型ニコンを、日本光学(ニコン)は製造する。
フランジバックは同じなので、内側のマウントを使うレンズは問題なく使用できる。
(レンズを付けてフィルム面のピントを確認したが、ピントは正確に来ていた。)

レンジファインダーの距離計は最短で90cmほど、あまり近づけない。
ほぼ最短で撮影した。ピントは一致している。

オールドレンズとは言え、なかなかの描写力だと思う。

写真表現の向上は、
カメラそのものより、むしろ戦後になって、
フィルム性能が各段によくなったことによると思う。
フィルムはチェコ製のFomapan100を使用、現像液を硬調な(Ⅳo)で現像してみた。
フィルムカメラの楽しみ方はいろいろ。
フィルムのフォーマットを変えたり(35mmフィルムかブローニーフィルムか)、オールドレンズを選んだり。
フィルムを感度で選んだり、感光域で選んだり(オルソクロムかパンクロ、あるいは赤外か)、
どんな現像液で現像するか・・・楽しさの選択肢は多い。
すごい写真が撮れるわけではないが、
工夫すればするほど面白くなる。
この楽しみの灯は、消したくないなぁ・・・と思う。
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- 2020/06/22(月) 12:42:59|
- 黒い花 怪しい花
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