自然科学を学んだ者にとって、宗教は対極にあり、無視できるものではない。
ものごとの本質、・・・世界はどのように作られているのか・・・・、知りたいという根っこ(思い)は同じだろう。
しかし、宗教が権威(確信)となってしまい、
神の教えは完全なもの、絶対的となったとき・・・
人の自由な発想は委縮する。
「確信は嘘より恐ろしい真理の敵」
でも、菩提樹の根元に座り、人の生死を、そしてこの世界を、
静かに唯識した釈迦牟尼仏の姿に、深く共感する。
ウイルスは善か悪か、そんな分別(偏見・確信)はしなかったと思う。
ウイルスは 単なる物質。
生命体ではない。
しかし生命体の欠片(かけら)のようなもの。
ウイルスが「悪」なのではない。ただ存在する。
人間にとって危険だと、恐怖を抱いているだけ。
生命の輪廻、世界の輪廻を深く唯識した釈迦牟尼仏は、
このコロナウイルスの騒動を、どのように観ただろう・・・
宗教心があるわけではないが、目黒の不動様へ散歩した。

緊急事態宣言は解除されたが、まだ参拝する人は稀。


睨んだ像の足元には・・・・現世利益とは思わないけど。
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東京都の公開するデータに注目し、コロナウイルスの推移を予想している。

毎日の感染者の数はバラツキつく。
感染のピークを確認できるのは、かなり日がたって、全体の大きな山が分かる頃になる。
そこで、数日のデータを積算してバラツキを減らし、
指数関数(感染爆発)近似して累積感染者数が二倍になる日を計算する。
この処理により、感染のスピードがどう推移するか判明し、爆発か、拡大か、収束に向かうか 判断できるようになる。
第一回の感染拡大の時、いろいろ試したが、累積感染者を二倍感染日数で割った感染者数が、
感染のピークを知る良い指標になることが分かった。
わずか4日程度の期間でピークを見つけることができた。

第二波の感染では、6月5日~8日の間にピークが検出できたので、
それからは収束に向かうと判断したが・・・・
残念ながらその予想は当たらなかった。

6月16日から19日(昨日)まで60名でほぼ一定。
(実際の感染者でなく、あくまでも指標です)
感染の爆発とそれを抑制する力が拮抗した状態になっている。
感染を、化学反応とみれば、見かけ上、零次反応になっている。
これをどう考えたらいいのか?
菩提樹の下で唯識するのがいいのか・・・・
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- 2020/06/20(土) 12:09:25|
- 散歩
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