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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

白い家

散歩の途中で撮った写真が気になり、
何回か同じ家を撮る。
白い家1264-23
最初に撮ったのはコンパクトカメラ、フィルムはAcros100を使用した。

白黒の対比の高いネガを作るとなるとなかなか難しい。
露光を少な目にして、増感現像して白黒の差を強調するが、
中間のトーンの乏しいザラッとした写真になりがち。

「白い家」のイメージになるよう硬調現像液(Ⅳo)で現像した。
白飽和も黒潰れも防げたネガを得た。
白壁の汚れがでて、材質感も感じられるが、
家の前に置かれた丸石と階段下のコンクリート部のディテールが今一だった。
白い家1286-40 Ⅲ
フィルムをRetro400Sに変更し撮影、現像は同じ硬調現像液(Ⅳo)で行った。
白い家の壁は白飽和していない。
その部分を焼きこめば、モニター画面でも材質感は確認できるだろう。
家の前に置かれた丸石と階段下のコンクリートの材質感も潰れずに残った。
しかし、空の明るい部分に銀粒子のザラとした調子がでてしまった。
白い家1287-45
Tessar 50mmレンズに替え、同じRetro400Sフィルムを使い撮影。
今度は中庸な現像液(Ⅰ)で現像し、途中で硬調現像液(Ⅱ)に変更し現像をした。
この方法は、理論的?には中庸から硬調まで、ネガのコントラストを自由にコントロールできるが、
いざ使うとなると、なかなか難しい。
(Ⅰ)と(Ⅱ)液の交換のタイミングをどうするか、
そして(Ⅱ)液で、どこまで現像を押すか・・・それによってネガのトーンは大幅に変化する。
現像は一回勝負なので、撮影に当たっては、露光を3段階替えて撮っている。(3カット)
今回の撮影では露光を切り詰めて撮影したネガの調子が一番よかった。

デジタルカメラなら、こんな調子の写真、簡単に撮れる(作れる)と思うが、
古い技術のフィルム写真です・・・すべきところがたくさん残っている。
工夫次第で違ったトーンになる。
それがデジタルにない面白さ。
楽しんでいます。
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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