見ているものを記録するカメラを持ちながら、
緊急事態宣言下の
制限した生活を強いる現実を、切り取り、記録しようとしたとき、
カメラはどれだけその能力を発揮できただろうか?
コロナで受けた心の閉塞感を、
心象風景を撮ることが得意な人は、
どのように写真に記録できただろう。
写真は写心。
もし、心が写せるものなら、
その心の状況を、一枚の写真に捉えることできただろうか?

カメラには白黒のフィルムが入っていた。
ニコンF用の所有レンズでは24mmが一番広角レンズ。
記録するならという意識が働いていた。

しかし、ファインダーを覗き、シャッターを切ったが、これでは無理だと気づいた。
どうしても、光の陰影に気が取られ、これでは、コロナは見えてこない。

公園の芝生を占拠する鳩の群れを撮ってはみたが・・・・それが流行する感染の現実を記録したことになるだろうか?
モノトーンは抽象的、具体性に欠ける。それにすぐには見ること・確認することもできない。
この日を境に、次の日からフィルムカメラをデジタルカメラに替え、
商店街をうろつき、目に入ったものを記録だと撮っていた。
しかし、今になって 撮ってきた写真を見ても・・・・それでは記録にはなっていない。
キャプションでもしっかりつけて置かないと・・・・記録とはいえないと思う。
そんな・・・徒労感がある。
写真って 何なんでしょう??
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4月20日のブログに こんなデータを載せた。
再び載せるのものが写真でないのは、このブログ、老人の戯言にすぎないから。
(立ち寄って、記事を読んでくれた人が少ないのは、致し方ない。
面倒な文章など読みたくない。重いテーマは止めてくれ。写真が載っていればそれでいい。
確かに、写真のブログにはふさわしいとは思えない。)
老人はくどくなる。何回でも、同じ繰り言を吐く。

感染爆発とは 2日とか3日で累積感染者が2倍に増えること、と言われていたので、
データーを解析し、4月8日頃には、東京でイタリアのような感染爆発にならないこと ほぼわかっていた。
むしろ、その頃の関心事は、今後どのようなペースで感染が進み(指数関数でなく)、いつ頃収束に向かうのかが、
関心事だった。

感染の拡大を、対数関数に近似し予想していた。(直線で結ぶより更に下にカーブする曲線です。)
4月の中頃からテレビでは、80%制限を唱える北海道の学者の出番が増えてくる。
5月初めの専門者会議の会見では、
疫学的なエビデンスを示すでもなく、モデル計算した図を示し、
現在の感染状況を説明する専門者会議の責任者が出てきた。

図を示し、あたかも彼らが助言し、
政府がだした緊急事態宣言が効果を発揮したという印象操作があった。
冗談じゃない。

専門者会議の出した説明資料と、東京の実際の感染者の推移を重ね合わせると、
3月27日前後に、80%削減が始まったと、データー(エビデンス)は示している。
(削減が始まった日が、感染のピークで、それがPCR検査で発症者としてカウントされるのは15日後)
宣言を出した日は、何らかの科学的なエビデンスがあって決めて出したものではない。
行き当たりばったりで決めている。(誰の顔を伺ったか?誰が責任逃れをしたかったのか?)
出すなら、2週間前だろう。
感染者会議と政府は、やったふりしているだけだった・・・と受け止めざるを得ない。
朝日新聞は(おそらく 皮肉を込めて)、その新聞記事の隣に、「大阪府は休業要請解除」の方向の記事を載せている。
今になると、衆目の一致するところ、大阪府の判断のほうが支持されている。
「真摯に」、「丁寧に」、そして 「適切に」 を連呼する政府。
反対がでても審議は中途半端、核心に触れず、数に任せて重要法案を通す。
いずれに致しましても、そのうち忘れて、また内閣支持率は戻ると踏んでいるのだろう。
しかし、この感染症の恐ろしさは、人間に忖度しないこと。
勿論、安倍クンにも忖度無し。
政治家は悪魔とでもディールするというが、彼はできたか?
いずれに致しましても、将来「悪魔の安倍政権時代」と歴史に名を残すことになるのではないか・・・と思う。
このコロナ騒動が収まったら、政府組織のあり方(システム)、議員のあり方、地方と国の関係など、
大きな変革をしていかないと、大変な格差社会が待っている。
20年ほどまえなら自民党にも、人材はいた。
しかし、自民党にその活力残されているだろうか?
もう、お友達内閣では機能しない。
国会議員の存在感も薄い。
目立ち存在感を発揮するのは、知事の方々。
コロナ後、今までのやり方では通用しない世界になる。
変化しないと、カタストロフィーが待っている。
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- 2020/05/20(水) 13:25:56|
- ある場所、ある瞬間
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