見たものを、そのまま記録するならデジタルカメラがいい。
フィルムだと撮った記録を、その場で確認することはできない。
ましてそれが白黒のフィルムだと、重要な色の情報は欠落する。
「今を記録する」ならデジタルカメラだと、散歩のカメラを、デジタルに替えた。
使っていると、
見たものを余すことなく撮るなら・・・と次第に広角側の画角になり、
横位置のフレーミングが主になってしまった。
これ、もしかしたら、コンポラ写真が流行ったころに似ていないだろうか?
1960年代中ごろから70年代中ごろ、広角レンズを使い、横位置で撮影された写真が多かった。
暗い部分は、黒く潰してもOK、少々銀粒子がでても、それがコンポラ写真という雰囲気だった。
(コンポタ写真に対し、こんな理解でいい?)
小生は保守的なのか、標準画角の50mmを多用。(ツアイスの考えなら43mm、でも戦前ライカが50mmを選んだので、35mmフィルムのカメラは、それが標準になってしまった。)
黒潰れは避けたいし、白飽和も嫌、できるだけ豊かなトーンの写真が撮りたいと思っている。
やっぱり、時代遅れなのかも・・・
記録だという思いで撮ってはいるが、
時には、いつもの調子に戻ってしまうこともある。
この一ヶ月ちかく撮ったデジタル写真をみると、
記録にはならない、いつもの自分が狙う写真も混ざっていた。

緊急事態宣言が出ている東京の様子より、藤の花に目が行ってしまう。
季節だなぁ、洗足池の公園の藤棚、綺麗に咲いているだろうと思いながら撮ってしまった。

逆光の光がいいと、画角を望遠側にして、花を接写撮影。
しかも手持ちで撮影できた!
思い立ったら、すぐにできてしまう。
技術の進歩はすごいと思う。

柵に止まるカモメも、難なく撮影できた。

コロナウイルスが広まり、警戒した町の姿を記録するはずが、
青空の色がいいと、空にレンズを向けてしまう。

人より、繋がれた犬に眼が行ってしまう。

こんな二人を見ると、スナップしてしまう。
記録する合間の息抜きでしょう。

写真を撮っていたら、小学校低学年の子をつれた母親が、近くに来て、
「あ、天使の階段がでている。」と、携帯電話を取り出し、撮影していた。
確かに、そう見えなくもない。
天使がコロナを持ち去ってくれる・・・・という幻想も悪くない。
救いはあるはず。
それは人間の叡智にかかていると思う。
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昨日の夜、東京都のサイト「都内の最新感染動向」を開いたら、
前日までのグラフが書き直され、新しくなった。
過去のデータを含め、見直し作業が終了したのだろう。

従来のデータ、4月17日が感染の最高値ではなく、
4月9日がピークに変わっていた。
その時の感染者は266名に上っていたというグラフであった。
当時この日、200名近くになったので、すぐに300,400名の感染者が出るだろうと・・・怖れていたのを覚えている。
やはりそうだったかという思いと、もし、その時データーをチェックできるシステムになっていたら、
感染の状況を、もっと正確に判断できたと思う。

専門者会議の資料によれば、感染のピークは、
80%削減で15日後、
60%削減で17日後に来るとなっている。
しかし実際は、ピークが観察されたのは、国の緊急事態宣言のだした、その翌日だった。
ピークの二週間ほど前は、
都知事が自粛要請を都民に向けて出した日に近い。
当時の感染者会議の説明を思い出すと、白々しい思いがする。

統計に使うデーターの信頼性の問題だろう。
正しい判断には、信頼性の高いデータが必要。
重症者の人数と、死亡した人の人数は、間違える要素は少ないと思う。
このデータを基にグラフを作り、感染終了時期と死亡者を、どのように算出するか 考えている。
おそらく 最終的には、この第一波の感染は、死亡者は300名前後で収まるだろうと・・・予想している。
一週間前のシュミレーションでは、450名前後だったから、下の方にぶれている。いい傾向だろう。
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- 2020/05/14(木) 14:09:51|
- デジタルカメラは記録機器
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