デジタルカラーとフィルムの違いを知りたくて、45年振りにポジフィルムを使ってみました。

フィルムはフジのVelvia100を使用しています。
proviaという銘柄を買う予定が・・・なぜかVelviaに・・・ビックカメラの棚にベルビアがあったので、そうこれだと勘違い、手にしてしまいました。フィルムの名さえすぐ忘れる、ボケ老人になったようです。(ProviaとVelvia 写りはどう違うのでしょう?)
近くのカメラ屋(今はカメラ屋とは言わずPhoto~~と名乗るようです)に頼んで現像、ようやく昨日できてきました。意外によい発色に驚いています。
これをスキャナーで取り込み、トーンカーブを少し調整しました。赤の発色がいいですね。Nikkor 105mmレンズです。もう47年以上の付き合い。もちろんAi以前のレンズです。
同じ構図で、ソニーのNEX-3にマウントアダプターを介しNikkor 50mm F:1.4をつけて撮影。 これも47年以上に付き合いのレンズ。APSサイズなので、フルサイズだと75mm、フィルムより少し広い画角です。

コンデジ(Canon IX 200a、Nikon CoolPixP1など)を使っているとき、(ネガカラーに比べ)鮮やかな色に驚いていたのですが、これはそれ以上、ポジフィルムの発色の良さに驚きました。デジタルを超えている! (ポジフィルム)やりすぎでは??
Velviaの画像、レタッチソフトで、各色の彩度を減らすと、大分、デジタル画像に近づきます。

なにか、色合わせの遊戯をしている気分になり、ちょっと居心地が悪い。デジタル画像の彩度を上げれば、フィルムのVelviaのようになる・・・


デジタル画像、彩度を上げて調節したら、Velviaのような画像になりました。レタッチソフトで、彩度や、カラーバランスを調整すると、かなりの範囲で、画像の印象を変えることができるのですね。
びっくりしたのは、RAWで調整すれば、色温度(ホワイトバランスと呼ぶそうです)をコントロールできることでしょう。これには参りました。さすが技術の進歩です。

Velviaの画像、ススキの黄色味が強く出ました。フィルムを見ると(透過光)色に深みがあり、ススキもそれほど黄色くありません。いい発色なのに、スキャナーの問題かも・・・
レタッチソフトで、彩度、カラーバランスを調整してみましたが、薄の黄色は強く残ってしまいました。撮影した時の印象は、もっと白かった。
夕方で、色温度が下がっていたからでしょうか? フィルムの場合、色温度を変更するフィルターは必須アイテム。残念ながら、(カラーを写さなかったので)フィルターをそろえていません。
デジタルではRAWで撮影しておけば、後で色温度補正ができる!これすごいことです。

色温度を5400°Kに下げると、デジタル画像、現実に見たススキにほぼなっています。ただし、後ろの樹の紅葉 冴えません。Velviaフィルムのほうが、実際に近い。

最後に、ライトアップされた三峰神社を撮影してみました。4秒の長時間露光。見た印象より赤みが強いようですが・・・このあたりになると、こんな画像も有りでしょう。デジタルで撮れば、印象のとおりの画像、調整して作ることできるのでしょうね。
色の豊かな(深い色が出せそう)フィルムを使うか、色温度をコントロールできるデジタルを使うか・・悩ましい。
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- 2013/11/09(土) 21:14:21|
- Photo彩遊
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