母の使っていたカメラに、カラーフィルムを詰めて撮影してみた。
露光からピント合わせ、フィルムを巻くことから、巻き戻すまですべて自動で、カメラ任せ。
あとはDPE店にパトローネを渡し、現像してもらうだけ。

30年くらい前のカメラだが、今でもちゃんと動く。
ピント、露光とも問題ない。
すすきの穂に当たった光の滲み具合いいなぁと思う。

デジタルカメラほどの高精細感はない。
でも、光に奥行きがあるような気がする。
デジタルは高精細、高解像度だが、光が平坦になり、のっぺらぼうになる気がしている。
例えば、建物の壁を撮影すると、目地などが直線でくっきり出るが、壁の色調は平坦になり、綺麗過ぎる。
フィルムで撮ると、目地はくっきりとせず微妙に揺れる。
壁には汚れのような濃淡がでて、のっぺらとした綺麗さにはならない。
それが眼に優しく、ほっとして・・・いいなぁと思ってしまう。

一枚一枚の葉の色が違っているように思う。
デジタルだと、隣り合った一枚一枚の色彩、似通っているのでは?と感じている。
そのため、綺麗な色彩だが、奥行きがなくのっぺらぼう・・・という印象を受ける。
この空気感、紅葉の色の深み、デジタルでもでるだろうか?
これは小生の勝手な思い込みかもしれませんが、
確かめたくて、FC2ブログ、写真ランキング 上位100位までの方で、
紅葉の写真を撮っている人のブログを拝見、そんな感想を持ちました。
馴れの問題なのかなぁ・・・・
デジタルにはデジタルの美しさがあるのだろう。
スポンサーサイト
- 2019/12/19(木) 16:34:19|
- 都会の景観 Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0