「オールドレンズの密かな楽しみ」
そんなフレーズが思いつくが、考えたら、使っているほとんどのレンズは古いものばかり。
50年以上前のレンズをオールドレンズと名づけるのなら、使っているレンズのほとんどがその分類に入る。
「オールドレンズの密かな楽しみ」などと言うのも憚れる。
意識せず、ごく普通に使い、それで充分に満足している。
もっと鮮明に、もっと綺麗に撮りたいという意欲が不足しているのだろう。
向上心が欠如し、最新のデジカメに対する興味も失っている。
これからはPhone-Cameraの時代さと。
フィルムで撮って面白がっているだけなのかも知れません。
BessaRカメラとPAM-Braitar 105mmでは 鮮明な写真が撮れなかったので、
Nikon SPカメラとNikkor 135mm F:3.5 レンズの組み合わせで、トンネル内の撮影に挑戦していた。



トンネル内、人の行き来もあり、暗いからといって三脚を立てて撮影するのは問題、手持撮影となる。
1/60秒のシャッター速度は、挑戦的。手振れが出てしまうかと心配し、慎重にシャッターを押した。
ISO400に増感して撮るなら もっと速いシャッターが切れるが・・・・そうすると ほかのコマが現像オーバーになる。
これがフィルムカメラの欠点。
PAM-Britarより鮮明に撮れている。
輪郭も、このくらいが眼に優しい。
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デジタルカメラで撮影したら
鮮明で白黒のコントラストの高い「美しい」写真が撮れているだろう。
人物の輪郭はくっきりと出ているはず。
オールドレンズのなせる業か、あるいはフィルムの特性か、人物の輪郭は不確か。
写真では(被写体を)二次元の面として記録、人物も面なら、バックの空間も面.。
人物の面とバックの面の境界は溶け込むように続いたほうが自然だし、眼に優しいと思う。(これは小生の感覚かも。)
しかし、面と面の境界が線になり「くっきり」でたら意外感を覚え、同時にキャッチーでもある。
そういう画質の写真が増えている。
鋭い鉛筆で線を引いたような輪郭の画像は、漫画に描かれた世界 そっくりではないか?
これも写真かなぁ、デジタル合成の作りものでは?と危惧を覚えてしまう。
(そう思うのは、小生のようなひねくれ老人だけかもしれないが)
いまはデジタルの時代、
くっきりした画像を欲していたのか、それとも、くっきりとした画像に馴らされてしまったのか、
どちらなのでしょう?理由がどうであれ、白黒の対比の美しい くっきりしたモノトーン・デジタル写真が
白黒写真愛好家のトレンドであることは確か。
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- 2019/09/28(土) 10:38:55|
- ある場所、ある瞬間
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