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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

上野駅

昭和28年(1953年)ごろ、この駅から汽車に乗り 新潟の小出の伯父の家に行った記憶がある。
大人の誰に連れられて行ったのか覚えていないが、兄が一緒だったことは覚えている。
当時は今で言うSL、蒸気機関車だった。
トンネルに入ると 慌てて窓を閉めたことを思い出すので、夏休みだったのだろう。
トンネルを抜けると 確かに違う風景が広がっていた。

記憶をたどれば、この駅には何度も来たことがあった。
しかし、思い出すたびに、記憶は更新される。
嫌なことは流され、ほかの記憶がその中に、忍び込み、新たな記憶となってしまうらしい。
当時 列車は混んでいて、席を取るのが大変だった。
列車が止まると、我勝ちにドアーに殺到し押し合うように、車内に入っていく。
でも、立って乗った記憶はなくなっている。
ボックスの席に座り、冷凍みかんを食べた記憶が残っているだけ。(それとても、不確か、別の記憶が混入したのかも・・・)
記憶は思い出すたびに「これが記憶だ」と新しく記憶しなおされるのだろう。
上野駅1222-21
何度も来ているのに、写真を探したがなかった。
もし、写真があれば、記憶の錯誤もある程度防ぎ、
当時のことを正確に記憶として記録しなおせるだろう。
------------------------
幼児の頃の記憶を辿れば、
壁画は違った絵だった気がする。
ビュープラザの建物はなく、広い改札口が横一線に並んでいた。
屋根はもっと高く、アーチ型(ドーム?)で、コンコースは薄暗かった。
そのコンコースに、今は
iPoneで撮った写真が大きな広告になって飾られていた。
時代は変わる。
当時 写真を撮るのは 特別のときだけ。
この広場の写真を持っているとしたら、
写真好きの好事家か、新聞社などの資料室だろう。
今は Phone-Cameraの時代。
写真は日常のことになった。
いい時代になったものだと思う。
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  1. 2019/09/15(日) 10:26:34|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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