7月は梅雨が開けず散歩する機会が少なかったが、
8月になると一転、連日猛暑が続いている。
歳なのだから無理するな、
熱中症予防と、冷房に効いた部屋に立てこもり、グダグダしていたら、
体が重くなる感じがしてきた。
こんなことしていたら、せっかくの残り時間が 無為に過ぎていく。
「ものごと」には、二面あり。
悪い面を強調すると、いい面をがかすむ。
暑さも楽しめと・・・・カメラを持って盛夏の日差しの中に飛び出していた。

お盆の休暇時期、道には人影が少ない。
カメラを構え撮影したが、
コンポラ写真を意識していたのかも。
横位置のフレーミング、
日常のなんでもないものを(こと)を被写体に選ぶ。
標準レンズの50mmか広角レンズを使う。(望遠レンズは使わないかった・・・と思う)
テクニックは素朴に、誇張や強調した写真にはしない。
写真に、これが私の心境です・・・・と云わんがばかりの思いをこめる。
それが、コンポラ写真だったような気がする。
小生の感覚と異なっていて、馴染めなかった。
標準レンズ、見慣れた大崎ガーデンタワーを 横位置でフレーミングして撮影。
YA3フィルターを付けて撮影、(Ⅵ)+(Ⅳz)の二段現像、今回は硬調現像液(Ⅳz)の現像割合を増やして現像処理。
その点では コンポラ写真と呼ぶにはテクニック過剰。
小生の心象を撮ったものでもありません。この点でも、コンポラ写真にはならないでしょう。
コンポラ時代にデビューした森山大道は、コンポラ写真家に分類されていたのだろうか?
彼の作品は、暗室テクニック満載で、作る写真だった。
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第二次世界大戦で 敗北した日の前日だった。
Occupied Japanの時代、
占領軍のマッカサーは、日本の全の権力を握る。
古代の戦であったら、戦士達は全て捕まり、王族は処刑される。
しかし、住民まで無差別に殺戮されることない。
住民は戦利品、奴隷となる。
王族が処刑されることなく、A級戦犯とされた人達が裁かれ処刑された。
しかし、やはり「敗戦」だろう。
戦いに敗れた日本は、価値観の変革を余儀なくされる。
「敗戦」という直截な言葉より、日本の意思で戦争を「止めて」というニュアンスのある「終戦」が好まれている。
ものごとには二面ある。
オブラートに包み、柔らかい表現を好むか、現実を現実として見届けようとするか。
Occupied Japan時代にもたらされた、自由・民権・平等を謳う価値観は、押し付けられたもの。
自主独立国家として、ちゃんとした国民総意の憲法を作るのだというが・・・・
「敗戦」を「終戦」と言い換える日本人、オブラートに包み、大切な価値観、変質しないだろうか?
あと 2、30年したら 戦争を知る人、体験した人はいなくなる。
(今80歳の方なら、疎開したとか、爆撃で破壊された家屋をみた記憶は残っている。
しかし、30年もしたら、この世にはいないだろう。)
そうなったら、日本人の価値観も 変わっていくのだろう。
もっとよくなると思いたいが、大丈夫?かなぁ。
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- 2019/08/15(木) 12:18:13|
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