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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

武蔵小杉にて 

マミヤプレスSuper23は、
レンズ交換、バックの蛇腹を使ったアオリ撮影、延長リングを使った接写撮影など
カメラ機能満載の万能カメラに近づいている。
しかし、その分 重く運ぶのが大変。
レンズ固定で、もう少し軽く、持ち運びが容易なカメラないものか、
ぼんやりと オークションサイト(やおふく)を見ていたら、

ジャンク MAMIYA Press-S 中判カメラ MAMIYA COLOR SEKOR 1:3.5 f=105mm 6×6 アンティーク

とある。
ジャンク品かと思ったが、本文の釣書には、
「写真にあるもののみです。
環境がないため、ストロボ、フィルム撮影未確認です。
ボディに、細かいキズ、薄いヘコミが見られます。
裏フタ内側に、薄い汚れが見られます。
レンズに、細かいキズ、レンズ外枠に薄いヘコミが見られます
しかし、シャッター、巻き上げ機は動いています
ボディに、目立ったスリキズ、汚れ、サビは見られません。
本体プリズムおよびレンズ内に、目立ったスリキズ、歪み、ヒビ、
目視で確認できるカビは見られません。
手動で動かせる部分についても問題なく動きます
裏フタに、目立ったキズ、汚れ、歪みは見られません。」
とかなり期待を持たせる記述。
これなら カメラの重量は2Kg以下、肩にかけて散歩できるかもと、
思わずオークションに参加していた。
6名の戦いになり、競り勝ってしまった。
落札してから、我に返り、なんでこんなに高い値でと反省。
決まり文句の
「ノークレームノーリターンでお願いします。」

いい出品者もいて、ちゃんと対処してくれる人もいるが、
釣書は立派だが「ジャンク扱い」と断り、ノークレームノーリターン とするものが多い。
ジャンクであることは確かだが、記述の内容は少し盛りすぎだろう。
実物の実態と違っている。

オークションとはこんなもの。
MiyaPress-S DSC04166
浅はかなだけ。
(どうせ暇、暇つぶし)修理してみようか という気になっていた。
レンズやファインダーに経年の曇りはあるのは承知。
これは レンズを前玉をはずし 洗浄液をたらし、柔らかな布で丁寧に拭いたら、曇りはなくなった。

「レンズ外枠に薄いヘコミが見られます」というが、
これが 薄いヘコミかなぁ・・・・カメラを落としたのだろう、枠にへこみを2箇所あった。
一つは、金属部分が切れ、ようやく枠につながっている状態。
これは「へこみ」ではない。
フィルターを付けられるよう ラジオペンチで直そうとしたが、その部分、簡単にとれてしまった。
反対側の、もう一つの部分を直し、Φ40.5mmのフィルターをつけるようにした。

「手動で動かせる部分についても問題なく動きます」
というが、フィルムホルダーの巻上げノブは、異常に重い。
動かないわけではないが、快適に使えるものではなかった。
分解し、掃除、少し機械油をさしたら、
快適に動くようになった。
古いのでモルトが駄目になっている、遮光はカメラの基本、モルトを交換した。

レンズ部DSC04158
しかし、レンズの絞りが固着して指では動かない。
絞りは開放になったまま。
なにが問題なく動くだ・・・と思いながら、ラジオペンチで摘み、動かしたら、動くようになる。
しかし、絞り値を射す(矢印)部分が外れてしまう。
レバー部分は袴の下にある。
しょうがない、壊れても致し方なしとカナノコとニッパーを使って、その部分を除去。
絞り値の金属部を半田つけしてし元の形状に戻した。

ファインダー部分をはずし、曇り取りしたが、
ハーフミラー部分は 劣化が激しく、液体を付けた布で拭いたら・・・・おそらく素通し硝子になる可能性が高いように思ったので、
乾いた布で そっと拭くにとどめた。
右手でシャッターが切れるように改造した。
重量は1.87Kg ・・・・どうにか肩にかけ散歩できるかもと・・・期待。

早速 西大井から湘南ライン線で一駅の武蔵小杉へ行き、テスト撮影した。
武蔵小杉1213-3
120フィルム1本の試写。
光漏れはなかった。
武蔵小杉1213-5
梅雨の季節、どんよりとくらい。
手振れを考えると できれば1/125秒以上のシャッター速度にしたかったが、
レンズの明るさがF:3.5と暗い。
ぶつかってレンズの枠が変形一部が剥落したレンズ、
絞ったほうがいいだろうと、手ぶれ限界の1/60秒を選んだ。
(露出計内蔵のカメラではありません、勘と経験で絞りを加減し露光をあわせた。)
武蔵小杉 1
周辺部の解像度が低下している。

武蔵小杉1213-7
レンズをぶつけた後遺症だろうか?周辺部が ピシっと決まっていない。
このレンズ もっと絞って使うのがいいようだ。(ISO:400のフィルムにするか、快晴の日に使うか)

テストで気づいた欠点。
(1)やはり重い。若いとき、写真を撮るのにのぼせていた頃なら・・・・使ったかも、
  いまは体力的にちょっと大変。
(2)大きく異様な形状のカメラは、目立ちすぎ。
  カメラを構えて撮ろうとすると、すぐにわかってしまう。
  好奇心旺盛な人が近寄ってきて、面白いカメラですねと呼びとめられる。
  街撮りのスナップカメラ、小さく目立たないのが 一番。
(3)ハーフミラーが劣化、ピントを合わせるのが 大変だった。経年劣化で致し方なし。
  それ以外のところでは おおきな不都合は感じなかった。
使えないことはないが、快適に使いたいなら、ハーフミラーを交換すべきだろう。
ネットで調べたら ハーフミラーを販売しているサイトもあったし、ガラス切りも 購入できる。
さて どうするか?

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  1. 2019/07/13(土) 23:19:05|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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