憲法記念日、友と会うため池袋へ行った。
約束の時刻は午後4時。
待ち合わせの場所は 西口公園の噴水の前。
しかし噴水はもはやなかった。
塀に囲まれ中は無残にも破壊され、
追い出されるように塀の外に 人が群がっている。
異界が出現していた。

1960年代末期、
学生運動が盛んなころ、アングラと呼ばれた劇団が沢山できていた。
寺山修司の率いた天井桟敷は有名だった。
この舞踊、その頃の雰囲気を残している・・・・しかし、昔のほうがもっと過激だったような気がする。
夜の公演が多かった。
照明のスポットライトは(経費の点か)あまり明るくない。
上品な言い方だと現代版薪能だが、内容は過激。
外で劇を演じるグループや、テントの中ので行なうグループもあった。
残念ながら ニコンFを構え、あのアングラ劇を撮影しようという蛮勇はなかった。
Try&Errorの 実験を重ね、今日にまで生き延びてきた。
やがて 人に馴染まれ、馴染み、認知され、受け入れられるようになったのだろう。
昼間、青空の下での公演、毒気は多少抜かれ薄まったが、それでもインパクトはある。
異界が出現した。

ここにも新しい異界が。
平面に3Dを描く・・・・この頃流行りだしたトリック・アート 新しい流れ。
それを 古いフィルムカメラで撮影。
28mmのレンズを付けていたので、フレーミングが限られる。
異界を撮るには充分ではない・・・・とカメラのせいにするが、
本当は、小生に異界を撮るだけの「カメラの眼」がないだけです。
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- 2019/05/06(月) 11:17:53|
- ある場所、ある瞬間
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