端午の節句が近づくと、近くの小学校の校庭に 鯉幟が飾られる。
それに気づいたのは5年ほど前だった。
休日は校庭開放になるので、写真を撮ったことがある。
しかし2年ほど前だろうか、また写真をと思って行ったら、門は閉ざされたまま。
不審者が構内に入ったようで、防犯カメラの映像は警察に届け済みの警告文が貼られていた。
それからは、校庭に入ることができなくなっている。
統一地方選挙の日、小学校は投票会場になっているはずなので、
この日なら、自由に出入りできるはずと、カメラぶら下げ三ツ木小学校へ。

区会議員選挙に関心がないのか、低調。人影は少なかった。
光が校庭に届いている。
いい位置に雲がでている。
あとは 風。
吹いて鯉が泳ぐ姿を待ったが・・・・そよ風しか吹かない。
雲はゆっくりと過ぎていく。
絶好の条件にめぐり合うのは難しいとシャッターを押した。
でも、このダラッとした鯉幟を見ていると、
いまの政治状況を象徴しているような気がしてきた。
危険分子は入れるなと、門は閉ざされて、言い換え、論点ずらし、大衆迎合が横行。
TV番組つくりも、それに忖度しているのか?
日本の良さを強調したTV番組が増え、硬派な討論番組は減り、
内容の薄いバラエティー番組が目立つようになった。
それは、有権者の心情が、変化を求めない方向へ動ているからだろうか?
「いづれに、いたしましても」老人国家になったのかなぁと思う。
鯉幟を揺らす風が欲しい。
外からの風でなく、内に吹く風を。
偏屈老人の戯言です・・・
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- 2019/04/29(月) 08:31:48|
- ある場所、ある瞬間
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