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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

大崎にて  軟調現像液(Ⅵ)による静置現像・・・・静置というより放置現像法です。

「静置現像」でネット検索しても ほとんどヒットしない。
日本語では駄目かと、「Stand development」とすると ヒットする。
You Tubeにも動画が沢山載っていた。
参考にと、そのいくつか見たが、どれもアグファのRodinal現像液を 
1:100で希釈し、室温で1時間程度静置して現像していた。
現像液を入れたら そのまま1時間放置する人、
30分後 一度軽く攪拌し、更に30分放置してする人、(40分とする動画もあった)
時々(10分ごと)軽く攪拌し、60分で終了とする人など様々。
誰もが Rodinal(ロジナール)のすばらしさを讃えていた。
コダックのHC-110でも 同様に現像できると語る人もいたが、
大勢はロジナールの100倍希釈現像で 現像時間は60分程度で終了していた。

静置現像(Stand Development)法は、
ウィキペディアによれば、
https://en.wikipedia.org/wiki/Stand_development
古い現像法で、19世紀末から20世紀初頭には よく使われていたらしい。
パリの街を撮影したアッジェも使ったという。
利点もあるが 欠点は乳剤から溶けてくるBrイオンが、
パーフォレーションの孔の影響で、フィルム表面を下っていくとき筋となり、
画像にムラを生じ易い欠点があるという。
それで、動画では現像中 1回から2回の攪拌していた。

小生の狙いは、
現像時間は8時間~12時間程度になること、 
その間の何時の時点でも、ほぼ一定の結果になることを狙っている。
放置現像と呼ぶべきかも知れません。
英語に訳したら「Neglect Development」?「Left alone Development]? でしょうか?(笑)

今は、軟調現像液(Ⅵ)を使用し、Retro80Sフィルムを使っているが、ほかのフィルムでも 
ちょっとした調整で使えると思う。
(Ⅵ)液を更に希釈し、放置現像しています。
春先なので 室温も変化(まだ 寒いので暖房していますが、睡眠中は暖房は切っています)
現像タンクを発泡スチロールの箱にいれ、温度が下がらないようした。
18℃~22℃に保たれたと思う。
18時間半 放置して現像を完了。

大崎で撮った写真です。
大崎1168-17
大崎1168-27
大崎1168-20
大崎1168-31
18.5時間放置しただけの現像ですが・・・・現像ムラを感じません。
極端に薄い(現像主剤を銀画像を生成するのに必要な量近くまで減らしている)ので、ムラは目立たないのでしょう。
(むらを作るほどの余裕はない)

昨日は雨が降り、外出できず、暇をもてあましたので、D76現像液を調整し、
放置現像条件をテストしてみました。
やはり 一本の36EXフィルムを現像するために、
添加する現像主剤の量は100mg~200mgの間にあるようです。
D76現像液中の現像主剤の濃度は0.7%なので、
D76現像液14ml~28mlを取り、水で薄めて現像タンクを満たせば、
フィルム一本放置現像できることになります。
あとは最適量を探すだけ(Excelにデータをいれ、グラフ化すれば、すぐに判明します。)
アグファのRodinalやコダックのHC-110でなければ 放置現像できないわけではないと思う。
明日でも D76を使った放置現像に挑戦するつもり。(本日 午後晴れたので 一本撮り終えました。)
----------------------------
日本の写真愛好家と欧米の写真愛好家、
どうしてこうも違うのか?
Stand Developmentをネットで検索しながら・・・・
写真に向ける知的レベルが違うなぁという感想をもった。
写真が生活の中に生き、伝統となり、次の展開へとつながっていく。
ネットをクリックしていたら、日本でも ロジナールを使って静置現像をしているサイトがあった。
結局 日本の写真は、もの真似の域をでていないのかも。
自らの粘り強い思考はなく、受け売りの議論に終始。
Photo Graphは最初「光画」と訳されたが、それより後の「写真」の訳が一般化する。
日本人の気持ちにぴたりと来たのでしょう。
画家が、遠近法の構図をとるための装置だったのが起源のカメラ、
「写真」と訳しても頷けます。
しかし、個人的には光画のほうが好きです。
変な誤解を与えないから。

写真と同じ発音の「写心」なる言葉まで使う人が現れている。
いまでは「心象風景写真」なる言葉まで一般化している。
心の中(心象)をカメラ撮るための原理すら分かっていないのに、
なんでそんな言葉を使うのか、小生には意味不明。
カメラという文明の機器の成立ちに無知だなぁと思うし、
それは同時に、カメラに対する軽視・侮辱ではないかと思ってしまう。
そして、写真のトリビア、薀蓄を語ればいいというものではないだろうとも思う。
もっと本質的なもの・・・・
気の利いたきれいな写真が撮れれば それだけでいいのかなぁ・・・・と思う。
なにか大事なものを軽視してはいないだろうか?







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  1. 2019/03/01(金) 18:51:41|
  2. 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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