池上梅園で撮影会をするとのメールが、
嘗て所属していた写真クラブ「彩遊」のメンバーから届いた。
参加する旨のメールを返送した。
集まったメンバーは9名 小生入れて10名となる。
もともとニコンのデジタル写真講座に参加していた人が母体なので、
皆さんニコンのデジタルカメラをぶら下げている。
なかには、発売されたばかりのニコンのミラーレス Z7の人も2名ほどいた。
小生は 去年秋 買い求めた中古のマミヤプレスを もっていく。

ニコンZ7は 有効画素数4575万画素の高画素モデルだという。
マミヤプレスは 中判のフィルムカメラ、3600dpiでネガをスキャンすると約7000万画素になる。
Acros100のフィルム、銀粒子が細かいので、かなりの高精細が望める。

画像の一部を切り出し、ピクセル等倍にしたところ、きれいに写っていた。
6400dpiでスキャンしたほうが ディテールがよくわかるかも知れない。
高画質を狙うなら 中判フィルムカメラもありだろう。
フルサイズ以上のデジタルカメラ、高価すぎて手が出せない。
でもフィルムなら、まだ中古カメラで買うことができる。
費用も それほど高くない。

5万円程度で できるだろうと手を伸ばしたが・・・・
交換レンズなど、必要な備品を買い足すと 8万円ほどかかってしまった。
それでも、デジタル中判カメラと比べたら 雲泥の差だろう。

問題は、フィルム代のほう。
去年10月ごろには Acros100フィルム手に入らなくなった。
その前 量販店でブローニフィルム(120)を駆け込みで 買い漁った。
5本いり15箱を冷蔵庫に保管し、使っている。
フィルム代で3万円以上出費したから、もうすでに11万円以上 使ったことになる。
Ortho25フィルムとか赤外線フィルム、あるいはRetro80Sなどのフィルムも 使いたいと思う。
欲望は肥大する。
120フィルムをどんどん使っていく予感がしている。

120フィルム一本で8カットの撮影。
一回 シャッターを押すと、フィルム代だけでも100円の時代になってしまった。
勢い、撮影は慎重にならざるをえない。
フィルムの時代、「量のない質はない」とプロが嘯くと、
深遠な真理を語られているかのごとく畏まり、
妙に感心し、納得したが、
今考えると、要はたくさん撮ってみろと言っているに過ぎない。
写真に費やす時間とフィルム代+αの費用はアマチュアのボトムネックだった。
今はデジタル、撮ろうと思えば量は稼げる。
機関銃のように連射し、
そのなかからベストショットを選べばいい。
しかし、それで果たして写真の質は上がったのだろうか?と小生は訝しく思うが・・・
おそらく上がったのでしょう。
デジタルカメラはすばらしいから。
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森山大道は100フィート長巻缶を一週間で使い切ったという。(年間52缶)
小生だと、一番沢山撮ったときでも2ヶ月かかった。
アマでも 年間100本のフィルムを使えば多いといわれた時代、
長巻缶に換算すると5缶程度にすぎない。
プロは 35mmフィルムを年間1000本以上使っているのだろう。
それがプロ。
「量のない質はない」といわれたら、その通りと頷かざるをえない。
一桁多く練習する人と少ない人、勝負になるわけがない。
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- 2019/02/23(土) 10:27:00|
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