ちょっとした露光の差が、写真表現に劇的な違いを生む。
Retro系フィルムとこの現像法の組み合わせには、
開発した当人も びっくりしている。

エッジが少し立っているが、ノーマルなトーン。
肉眼で見た銀杏の印象に近い。

一絞り少なく露光したカットでは、暗い部分にソラリゼーションをかけたような効果がでて、
不気味さを増し、不可思議なトーンになる。
フィルムの眼には、このようにも銀杏が見えている。
デジタル画像編集用のレッタチ・ソフトを駆使すれば、
同様なトーンの画像を作ることできるかも知れないが・・・・
作為(おどかしてやろう)が目立っては あざといだけ。
品性のいやらしさが出てしまう。
フィルムで撮影し、現像法を駆使して こんなトーンの写真を作ることができるとしたら、
まだ、フィルム写真にも、未開発な領域が残っているのではないだろうか。
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- 2019/01/16(水) 10:08:33|
- フィルムの眼
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