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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

夕刻の散歩 フィルムの眼を確かめる

夕刻 近くの公園を散歩する。
(Ⅳo)液と(Ⅱ)液による二段現像法で現像をしてみた。
今まで試したことのない組み合わせ、
どんなトーンのネガになるか興味津々。
これも「フィルムの眼」だろう。
エッジが立ち、今までとは違ったトーンになる。
戸越公園1157-8
戸越小学校の校舎が写っている。
その後ろには戸越公園が広がる。
この地は、細川藩の下屋敷跡、
小学校が作られ敷地は分断、戸越公園ができる。
戦後には大崎高校(都立)も作られた。
文庫の杜公園のある場所は、三井の文書館となったが、
やがて国文資料館(国立)となり、国文資料館の移設とともに、区の公園になった。
戸越公園1157-9
二年ほど前、叔母が94歳で亡くなったが、生前聞いた話では、
このあたり一帯は鬱蒼とした林で、子供心に入っていくのが恐ろしかったという。
叔母は下神明にある大間窪小学校へ通っていた。
戸越公園1157-10
文庫の杜から戸越公園へ入る。
まるで デジタル・レタッチでエッジ・ポスタリゼーション処理したような写真になった。
戸越公園1157-16a
数年前 一年間撮り続けた定番の百日紅を一枚。
トーンが これまでと 少し違う。

エッジが強調され、ポスタリゼーション処理されたような写真、
明暗さを強調した写真、
トーンの調子が 今までとちがうなぁと思える写真
その効果はまだ予想できない。
被写体の光の強弱、露光の選択、(Ⅳo)液と(Ⅱ)液の現像時間配分で、効果は変化するようだ。
この「フィルムの眼」が「カメラ・アイ」になれば、写真表現の範囲も広がるのだろう。
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  1. 2018/12/11(火) 11:14:34|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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