撮りたいものを的確に撮りたいとなれば、
「カメラに凝る、レンズに凝る、機材に凝る。」
それも致し方ないだろう。
最新のカメラほど機能は豊かになり、高度な撮影ができるようになっている。
その中から、自分に要求に合ったカメラ、レンズ、機材を選んでいく。
しかし、カメラ、レンズ、機材が、
写真表現の深いところにまで関与できるか・・・・となると、懐疑的な気持ちになる。
対象の捕らえ方がステレオタイプ(ありきたり)・・・・では、
何のため高価なカメラを、レンズを、機材を揃えたのかと思ってしまう。
被写体に対する理解、姿勢、志、が出てしまうのが写真。
きれいな人を、綺麗に撮ったからといって いい写真になるわけでもない。
シャッターを切るのは撮影者、そこに撮影者の知性も同時に写りこんでいる。
写真は怖いものだと思う。
フィルムカメラの世界は、自由裁量に任された部分がまだ沢山残されている。
実用感度はISO:400止まり、
モータードライブ(使っている人はいるか?)を使っても1秒4回程度が限界。
オートフォーカスレンズもあるが、今となっては新しい開発はないので、
現在のデジタルレンズから比べたら、低機能だろう。
しかし、それだから、撮る人の 感性、理性、知性が 試される領域が広い。
そんな負け惜しみ的な理由付けして、毎日フィルムカメラで 趣味の写真生活を楽しんでいる。

皇居のお堀で一枚。
このシュール感が、面白い。
(どうなるか、わからなかったが、「なにか」は撮れるだろうと一枚パチり)
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別にデジタルを毛嫌いしているわけではありません。
TPO その場にあわせてデジタルで撮ることもあります。
クラス会のときはデジタルカメラを持っていきました。
自己満足で撮るなら 白黒のフィルムで撮りますが、
クラス会は自己満足の撮影会ではない。
集合写真には、きれいなカラー写真が求められている。
部屋の中の色温度は複雑、
ここは、カラーフィルムで撮るより、デジタルで撮るのがいい。
RAWで撮影しておけば、あとで色温度を調整できる。
やはり集合写真はカラーの時代になりました。
便利なものは 利用する。
カメラ、レンズ、機材を 上手に使うだけ。
それに溺れるのは・・・・・いかがなものかと自分に言い聞かせている。
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- 2018/12/10(月) 11:24:09|
- フィルムの眼
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