FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

柴又・帝釈天・矢切の渡しを散歩

9月最後の土曜日の午後、寅さんの住む柴又を散歩しました。
柴又574-12
定番の寅さんの銅像です。これから旅に出ようとする寅さんでしょう。後ろ髪引かれるのか、振り返る。視線の先は、「さくら」さんでしょうか、「達者で暮らせ」と言っているようです。背にペーソスを感じます。たっぷり気味に露光し銅像の材質感を潰さないようにしました。露光オーバーなので空は銀塩のざらとした感じになりましたが、かえって雰囲気を出していると思います。
駅から帝釈天までは200m程度でしょうか、参道は土曜の午後とあって人が出ています。
柴又574-11
スナップ写真を沢山撮りましたが・・・個人情報云々で、誰と特定できるのがはばかれるので、小さくして載せました。町の様子はこんな感じでした。もの陰に隠れて撮ったら、明らかに盗撮です。堂々と道に立ち、カメラを構えて撮影。撮影は1秒程度。あれ、何しているのだろうと訝しく思ても、フレーミングしたらシャッターを切るだけなので、撮られた人は気づかないでしょう。それだけ表情は自然です。木村伊兵衛のスナップ術を真似てみました。
柴又574-21
帝釈天の山門です。具合よく陽が出たので、山門をシルエットに一枚。
柴又574-17a
山門に飾られた獅子の彫刻。境内を監視しているようです。睨まれたら悪いことできそうにもありません。
柴又575-1
境内では、土曜の午後、参拝客が多いので、猿使いが演技を見せていました。階段に座り、遠くで演技する猿の動きに見入っている人たちです。
柴又574-7
帝釈天の建物は、フォットジェニックです。お母さんに付いて颯爽と渡り廊下を歩いていきます。御前様に挨拶に行くのでしょうか? 
帝釈天から江戸川まで、歩いても5分程度の近さです。矢切の渡しに到着。
柴又575-11b
土曜午後とあって、渡し舟は満員。それでも、だんだん雲が厚くなり、4時ごろとなると、人影は少なくなります。
「利根の川風」。去年、恵比寿の写真美術館で初めてオリジナルのプリントを見ました。見た瞬間、「あ、これ見たことがある。」
北井一夫さんの「村へ」の写真シリーズが 記憶の底から浮かび上がってきました。1975年ごろ、写真雑誌で見たことがあります。一度見ただけなのに、覚えていたのですね。やはり心に引っかかるものがあったのでしょう。
晩秋の利根川の風景という印象でした。当時の雑誌編集者の感性か、時代がそうさせたのか、ローキーでざらっとした印刷でした。しかし、実際のオリジナルは、早春のまだ寒い利根川の渡し舟を連想させる、淡い調子の印画紙です。
うまい、こうゆう写真撮れたら・・・と狙いましたが、無理ですね。
柴又575-14c
北井さんは、広角レンズ28mmか、それ以上の広角レンズを使っているようです。構図は単純化されています。
50mmの標準レンズで撮影。江戸川は都会の川です。これは「町へ」ということですね。
柴又575-5
マイケル・ケンナ風の写真を狙いました。
66のハッセルではありません。35mmのキエフです。三脚に固定し、スローシャッターを使うでもありません。手持ちで1/250秒です。画面を単純化するのが(切り取る)のがポイントなのでしょう。~~風はまねできても、本質的な目が違うと、胡散臭くなりますね。
柴又575-15
もうすぐ日没。
柴又575-10
川原から人影が引いていきます。
柴又575-19
最後に山本亭を訪問。楽しい散歩でした。

スポンサーサイト



  1. 2013/10/04(金) 08:47:36|
  2. 散歩
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<夏の残渣 | ホーム | 蜘蛛の呪縛 自然教育園を散歩>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/128-f31851d7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (126)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (106)
レンズの眼、カメラの眼 (36)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (29)
水辺の光景 (19)
勝島運河 (17)
写真の技法 (147)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (101)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (22)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (203)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (274)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (19)
黒い花 怪しい花 (59)
樹、草、花  (71)
桜  (139)
ひまわり (38)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (33)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (32)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR