はっきりとした狙いがある場合は、カメラを選択し、レンズを選択し、フィルムを選択するが、
狙いも定めず、ぶらぶら散歩するときは、
そのとき使っているフィルムを、近くにあったカメラに装填、
標準の50mmあるいは35mmのレンズをつけたカメラを持ってでることが多い。
それ以上の広角レンズや望遠レンズを選ぶときは、狙う被写体をちゃんと意識しているときに限られる。
勢い、50mmレンズで撮ることが多く、次は35mmレンズだろう。



東銀座の歌舞伎座(銀座4丁目)から新橋演舞場(銀座6丁目)辺りをぶらぶらしたとき撮影した写真。
フィルムはフジのアクロス100、レンズは35mmの広角レンズ。
35mmは、広角レンズといっても、やや広角というところだろう。
日本の都会の町並みを撮るには最適な感じがする。
落ち着いたしっとり感がでる。
20年近く前、まだ働いていたころヨーロッパへ出張することが多かった。
ヨーロッパの町並みを記録に撮ろうとしたが、
使ったのはほとんど50mmの標準レンズ。
この画角が、ヨーロッパの町並みを切り取るに しっくりしていると思った。
ヨーロッパの重厚な石造りの町並の、落ち着いたパーステクティブを出す画角だろう・・・と思っている。
28mmの広角で、切りとろうとしたが、そのような場所は限定的だった。
85mm以上の望遠は、ほとんど使わなかった。
日本は 50mmより、もう少し広角35mmくらいがいいのかも。
極端な広角レンズで撮ると、現像があがって見た瞬間は「へーすごい」、「面白い」と思っても、
画角の奇抜さが前面に出してしまうと、その町並みから人間の存在はかき消され、
無味乾燥な荒野が広がっているような感覚になる。
この手の写真は1つか2つ混ざるだけで十分、アクセントにはいいけど・・・と思ってしまう。
ズームレンズ付のカメラを持って 散歩すればいいのですが・・・・
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- 2018/10/12(金) 13:02:06|
- 都会の景観 Tokyo
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