本州を縦断して災害をもたらした台風24号が過ぎ去っていった。
翌日は、快晴の空、気温が上がり30℃を超え真夏日となる。
マミヤプレスを携え、勝島運河へ。

台風の残り風が時たま吹き、向日葵を揺らす。
うなだれた向日葵を、下のほうから狙う。
カメラと向日葵の距離は約60cm、プレスの後ろの蛇腹を伸ばし、ピントグラス上で構図と焦点確認。
ISO:100でGN(ガイドナンバー16)の小さなストロボを手にし、左下にから同調させて撮影した。
100mmレンズ、花全体にピントを効かせたくてf:16まで絞ったが、足りない。
すこしアオリ操作を加えればよかったかも。
35mm一眼レフなら広角レンズで30cmまで近づいて、意図したように、撮影できるが・・・・
その代わり、フォーマットが大きいのでトリミングはできる。
「ノートリが基本」とレッスンプロの写真家は言うけど・・・・

トリミングに関し、小生はあまり気にしていない。
拡大しすぎると銀粒子が現れ、急に写真のトーンの美しさが失なわれてしまう。
その限界内ならOKとしている。
トリミングしても、約1000万画素の画像になった。四つ切までなら伸ばせるだろう。

アクロス100フィルム、銀粒子が細かく、微細なところまでよく表現できている。
6×9cmの大きなフォーマットのフィルムを、3200dpiで取り込むと約7000万画素の写真となる。
これなら 全紙大に伸ばしてもOKだろう。
風景写真、ポートレートなら・・・・このカメラを選ぶ。
しかし、カメラの設定は複雑、大きく重い、すばやい操作は無理。
スナップ中心の「散歩にカメラ」では、使えない。
でも、写真の原点のようなカメラ、操作を間違え、失敗したネガは多いが、
撮れたときの感動も大きい。
写真は結果、印画紙に焼いた写真、あるいはプリントした作品が評価の対象、
8Kモニターが一般化すれば、モニターに映った作品でも評価されるようになるだろう。
どんなカメラで撮ったかは、評価の対象にはならない。
数あるカメラから 特定のカメラを選ぶのは、
撮りたい対象はなにか、個人の好み、写真への見識、そして懐具合によって決まるものだろう。
マミヤプレスを選び、写真を・・・・としたら、撮る対象は限られてしまうが、楽しいカメラであることは確か。
アクロス100のフィルム(120)5本入りを12箱確保した。
冷蔵庫に保管している。1本で8こまの写真なので 全部で480枚の写真が撮れる。
デジタルを使っている人なら、480ショットなど、一日か二日の撮影で撮りきってしまうだろう。
マミヤプレスだと・・・・まだカメラに習熟していないのもあるが、一日で1本か2本(8ショットか16ショット)がせいぜい。
120フィルム60本、冷蔵庫にあるので、1年間くらいはもつのではないかと思う。
アクロスフィルム、使い易く、失敗することが少ない(良い)フィルムだと思うが、トーンコントロールできる幅は少ない。
Retro系のフィルムは、現像液、現像法によるトーンコントロールの幅は広い、
オルソ系のフィルムのトーンも魅力的。
Retro80とOrtho25の120フィルムも、おそらく、試したくなり、手にすると思う。
これから一年は、これで遊べそう。
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- 2018/10/03(水) 10:32:37|
- ひまわり
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